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2009年10月 5日 (月)

手の道具の美 PC・マウス・キイボード・ペン

 先月、漆マウスの話しを書いた(用の東西文化の結晶 art mouse)。Universal Roaming のRyouさんから頂いた漆マウス、使用後そろそろ1ヶ月のインプレッション。 

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 専用巾着袋から出す。今も使用後は袋に納めてやるのだが、なんというのか使う時に凛とする。これまで愛用するマリメッコマウス(2,000円)とこの漆マウス(約3万円)、値段の違いはさておき、それ以外の価値の違いは何か。 

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 それは“ぬくもり”。漆マウスには触れるとぬくもりを感じる。自然な触れあいというのだろうか。でもマリメッコ柄が大好きなマウスからは、目をつむれば樹脂の冷たさ、工業複製品の人気(ひとけ)の無さを感じる。要するに柄はいいが、素材も造りもバツだということだ。ライセンス商品の哀しさがある。 

9 柄は好きだぜマリメッコ。

【hmm…なアドバイス512.手の道具の美 PC・マウス・キイボード・ペン】
 漆マウスを創る Ryouさんに秋葉原UDXで会った。『2009 ちょい、遊び展』の展示販売会。普段はくだけた展示会/イベントばかりのUDXホールですが、その日(2009年10月3日)は着物美人がわんさかいました。ただ“ちょい、遊び”というワードとはウラハラに、受付時に透明の手提げ袋を渡されて、“手ぶらでは帰さん”という風情もあった。貧乏は敵だ。 

Dsc09028

 ちょい奥にRyouさんがいらして、展示があった。メインは“猫漆PC”の『銀猫[GINBYOU]』である。この猫の姿態がいいな。漆と蒔絵の立体感も凄い。郷撮影の画像ではよく見えないので次の画像をば。 

Ginbyou

 PCのスペックを訊くのは野暮というものだが、もちろんCore2 Duoで来月には"7"を搭載するという。75万円という価格のうちPC部分は想像されたいが、その価値は“存在感”にあるはずだ。霧箱、巾着、風呂敷で納品。付属のマウスはもちろんネズミ仕様。詳細こちら。 

Mouse_ginbyou

 さらに気に入ったのがキイボード。そのパームレストの部分にも“布着せの漆”が施され、触れた感触が素晴しい。手と漆の触れ合い、ぬくもりからの創造。PCという手道具ならではそんな表現ができる。 

Ginbyou_keyboard_2

【Namiki 北極熊】
 最近のリリースで驚嘆したのは、パイロットの蒔絵の万年筆『Namiki 北極熊』。 

0232899_01 クリックして大きくして見てください。

 紹介文に「蒔絵技法の最高峰「研出高蒔絵」で立体感を表現」とあり、その価値を知らない者ではあるが、画像から発散される蒔絵のオーラに打たれた。その価値を手に触れて使えるというのが素晴しい。価格は130万円(世界99本限定生産)。

【hmm…なアドバイス】
 人はなぜ手の道具に出費を惜しまないのか。それは手は目以上にモノを感じるからだ。目で観る素晴らしさは、どんなに客観を保とうとしても自然と主観が入る。だが手で触れて感じることは、主観でもなく客観でもなく、“情感“という、ことばにできるかできないかギリギリの感情だ

 手に触れるモノの価値の奥行きは無限。今日は以上です。

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