鉄道模型と古墳と男と女のはなし
【hmm…なアドバイス530. 鉄道模型と古墳と男と女のはなし】
鉄道模型のZスケールって何?
鉄道模型ワールドでは、“Nゲージ”と称される縮小サイズがデファクトです。だいたい実物の160分の1であり、銀座の天賞堂さん辺りで見る模型はこの縮尺。それを大きく下回る“Zゲージ”は実物の220分の1。びっくらするサイズで“動く電車”を作った。
このサイズで動く鉄道模型!。凄すぎる。見いってしまいました。動画を掲載しましたのでクリックしてください。この小ささが身にしみます。
【何て小さいのだろう!】
「箱庭」のようなジオラマの周りをクルクルと電車(らしきもの)が周り続ける。でもその情景のつくりや連結されている車輛の機微(?)を見ていると、なんだか癒されて見いってしまふ。
驚くべき親指上の220分の1のスケール、いや小指でものっかる鉄道情景。製作者のDavid Smith氏曰く;
For the last eleven years, I've claimed that I'd built the world's smallest working train layout (as seen in this video). Actually, that was the second one I'd built; the first was a slightly larger proof-of-concept version,(後略) 引用元
「11年間にわたり世界で最小の動く電車をアピールしてきたが、実はそれは“2輛目”だったんだ。最初は製作コンセプトを証明するために製作したんだけど」
上が“大きい”コンセプトモデル、下が“小さい実現モデル”。どっちにしろちっちゃい。動画を見ればその動力がどうなっているのかわかる(小さなブラシモーターで運行)。その技も高度だが、そのジオラマ(情景)の精密さも素晴しい。しかしなぜ男は、“箱庭”や“ジオラマ”、“ディアゴスティーニ”が好きなのだろう?
【古墳ガール】
ふと(あるクリエイター経由で)あるサイトを見ていたcherryさんが言った。「“古墳ガール”もいます」
「ひとり古墳部?」なんだかよくわからないが、帽子クリエイター兼イラストレーターのスソアキコさんは、ひとりで“古墳部”を設立し部長におさまったそうだ。それ以来、古墳めぐりはもちろん、古墳ぽい帽子?も製作する。
う〜ん、この帽子テイストは惹かれる。造形、カラーリング、無用さ(失礼_笑)、どれをとっても群を抜いている。いずれutteから声をかけられるだろうか。
【hmm…なアドバイス】
極小鉄道とかけて古墳ととく。その心は“ひさびさにホビー魂を揺さぶられた”。
小学生の頃のわたしはプラモマニアでした。シンナー大好き、樹脂ラブ深し。部品を組むプラモだけでなく、平たい“プラ板”と雑誌の一枚写真から、第一次大戦の戦車を作りあげて表彰されたこともあった。そして3年くらい前、帽子デザイナーの山之井美穂さんの教室に出向き、帽子を作ったこともあった。
作るっておもしろいのだ。だが男の「作る」と女の「作る」はちがう。
男はどうもジオラマとか箱庭とか“自分の世界づくり”が好きだ。それは女を囲ってきた歴史からだろうか?一方女は、古墳めぐりのように、各地を旅をすることが好きだ。それは家庭という囲みからの脱出ニーズゆえなのだろうか?旅や美味しいの延長線上に「作る」があるのが女だ。
外に出て働く男は、実は会社という“組織の囲み”に囲われて自由がない。逆説的だが、だからジオラマやディアゴスティーニにハマり、自分が囲える空間を欲っする。一方、ウチを守る女は、家庭という囲みに捕われているように見えて、実はうふふに自由なのだ。その自由をさらに満喫すべく、旅行に精を出す。ひがみなのか答えになるのか、ともかく今日は以上です。
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