自転車パンク修理概論
昨夜、休みを押して夜まで働き、9時を回った時間に自宅の最寄り駅に着いた。やれやれと駐輪場に行き、通勤用ママチャリにまたがったら、あれれパンクじゃない!ひどい!。留めておいた馬がどこかに行ってしまったガンマンのように、とぼとぼ歩きだした。
…ふと“パンクの原因”を探ろうと立ち戻った。ナットを外してバルブを抜いてみると、少しだけ「シュ〜」と音が。なるほど。これなら(チューブの)パンクじゃなくて“虫ゴム”の破損だ。ゴムは劣化して割れていた。
【hmm…なアドバイス518.自転車パンク修理概論】
明日は手持ちの自転車修理パーツ箱から、虫ゴムと念のためバルブを持って出ようと思った。駐輪場で空気入れを借りれば、エアが入れられるから。
で翌朝、駐輪場で。「すみません、空気入れをお借りできます?」とパンクした後輪のバルブを替えようとすると…
「虫ゴムなら、交換してあげるよ」と駐輪場のオジさん。え!タダで!ありがたいのでやってもらいました。
アマゾンで189円。適当な長さで切れるやつです。コストの高安じゃなくて、親切心にうたれた。朝から良い気持ち♪
【ロードでのパンク修理】
チャリ通していて休み明けの月曜日(や火曜日)によく見かけるのがパンク。自転車野郎、土日に酷使するせいでしょうか、月曜からパンクだととほほですよね。何人もそんな人を目撃して以来、わたしはクィックパッチとタイヤ(外し)レバーを持ってチャリ通しています。
レバーは100均です。パッチはパナソニック製の接着剤不要タイプ。このセットがあればパンクは修理できます。でも難題がひとつ。それは“水”です。
パンク修理を自分でやったことがある人ならわかりますが、パンク部位を明らかにするため、洗面器やバケツが必要。タイヤを外しチューブを出し(そのくだりは省略します)、チューブに適度に空気を入れて“穴”を探し出す。自宅ならそれがゆるりとできても、パンク箇所を確かめるための器の調達、水の調達をロードでどうするのか?ずっと疑問でした。
【どん兵衛が助け】
ツール・ド・フランスのようなチャリ競技では、F-1のようにメカニックが並走しますから、F-1の“タイヤチェンジ”のごとく、“ホイールごと”チェンジするわけです。またブルベ(何百キロもの公道を時間・距離のポイント制で走る自転車ラリー競技)では個人個人で対応するという。
ブルベに出場したこの方の記述がおもしろい。レース中、パンク修理のために“どん兵衛”を食べたそうだ。パンクは夜だった。修理のため、明かりのあるコンビ二に着いた。そこでタイヤを外しチューブを出してパンク修理。問題は水と器だった。彼は食べたくもない「どん兵衛」を買い、それを“洗面器替わり”にしてパンク箇所を探った。
きっと主催者から、どん兵衛をパンク修理に使った出場者は、キミが始めてだと言われただろうな(笑)。
【hmm…なアドバイス】
レースにおけるパンク修理、もっとも適切な答えは「替えチューブを持つ」。タイヤを外すレバーとチューブを持って、パンクチューブはあとでゆっくり直す。当たり前すぎて、なぜか私も気づかなかった。
パンクの話しをcherryさんにすると、これがいいんじゃない?と言ったのが、“散歩中、犬に水を飲ますセット”。これ、ロードバイクのフレームに付けますか?(笑)。わたしならコンビ二に新メニューを提案する。“自転車修理キット付きカップ麺”である。ゴムとレバー箸とどん兵衛。ダメですか?(笑)。今日は以上です。
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