「ねこまど!」からのアイデア発想
コンサルティングの仕事で、ある食品が売れるヒントをずっと考えている。その食品そのものから発想するだけでなく、類似の商品で、ぐっときた売り方やパッケージやPOPも参考にする。まったく関係のない商品にもヒントはある・・・とあれこれ考えている。すると・・・
“ねこまど!” なぁるほどぉ!猫と窓、たしかにつながりあるじゃん!猫と窓のセットという発想にヒザを打った。YKKと日経の企画広告、猫写真募集企画である。
【hmm・・・なアドバイス535.「ねこまど!」からのアイデア発想】
今年も猫たちと窓のかわいい写真を大募集!まずはパリと、日本のフォトグラファーの写真でなごみましょう。引用元
はからずもパリの猫でなごんでしまった。な・なんてかわいいの。パリのアパルトマンの窓際、どれもカワユイけれど、ひとつ挙げればこれですか。パリぽいヴィヴィッドな色彩の中に、すっと顔を出した猫。しまっている。高貴だな。とくに足元が。
和猫もいいフォトがたくさんあります。「ねこまど!」は昨年からやっていた(昨年のフォトもサイトにあり)。にゃんと言ふ前に「ねこまど!」写真を応募しませう。短いニャン、というコメントもつけるとゴロニャンです。
【ねこまどとは“自由・安全・のほほん”である】
とにかく「猫と窓」の関係性をバクロしたこの企画にヒザを打った。もしも我が輩が猫であるなら、尻尾を立てたと言うべきです。猫と窓には、猫飼いビトなら誰でも気づいている、多様で緊密で秘密な関係がある。それを暴いたのがこの企画だ。
猫にとって「窓」は複数の意味をもつ。“自由”、“安全”、そして“のほほん”。自由とは、飼われているくせに、どこまでも自由主義者であるという猫のアンビバレントさ。「飼われなくてもいいんだぜ」「居なくなるぜ」という脅しをかけているのだ。
安全とは、外部の野良猫との無用な格闘と一線を引く境界線。内にこもれば、ヤツらは手出し足出し爪出しできない。逆にヤツらがやってきたとき、窓からヒラリと飛んで、奇襲をかけることもできる。飼い猫はそれを感謝しているのだが、そのそぶりは決して見せない。
のほほんとは“境界線”であり“安全地帯”である。あなたが働いている間に、あなたの猫は日だまりにのほほんとしている。窓は光を通し、外の光景を映しつつ、自由と安全の境界線となるのだ。
【昼間、猫がしていること】
そもそも日中、猫は何してるのか? その統計は無いが、飼い主が10時間仕事をしている間の時間を30秒にした動画がある。
あんがい何にもしていない。当たりまえか(笑)
【窓=機能として捉えないと。】
広告主のYKKのスローガンは“窓を考える会社”である。
サッシをプロダクトとして捉えると、発想の発展がない。窓を機能として考えれば、空調あり、換気あり、健康あり、日光浴あり、植物育成あり、窓ふきあり、窓際でまどろむ猫あり。広がるじゃないですか。なるほど、企業のスローガンはたいせつだ。究極の窓の開発は、猫が開け閉めできる窓だろうな(笑)
【hmm…なアドバイス】
ねこまどの話題から思い当たったこと2つ。
猫(=消費者)をじっくり観察すればアイデアが出るんだ!
広い視点からのスローガンで、発想は広がるんだ!
まずは生態観察。猫も人間も虎も犬も同じ。フラットな視点で何をやるか見てみよう(思い起そう)。そうすると、考えていた食品のアイデアがいくつも湧いてきた。ほんとですよ。今日は以上です。
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コメント
YUKAさま
コメントありがとふございます。
Catter chance !(苦しいなあ_笑)を
ぜひ撮ってください。
ネコにはネコの流儀がある。
その仕草がたまらんのである。
ですね。
投稿: 郷/marketing-nyan | 2009年11月 4日 (水) 23時02分
ねこが窓ガラスに頭をぺちゃんってくっつけている姿、
たまらなくかわい~ですよね!
あと、冬にねこの鼻息で窓ガラスが曇る姿とかも好き。
確かにねこと窓は切っても切り離せない縁がありますね~
私も投稿してみようかな♪
投稿: YUKA | 2009年11月 4日 (水) 09時37分