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2010年9月 4日 (土)

非常時にも、ライカへの小さな旅

iPhone 4を持つcherryさんに教えようと思った“スキン”がある。どちらも素敵なライカなのだ。


【iPhone 4 のライカスキン】

これはサンフランシスコ在住のカメラマンJoey Celis さんのリアルな自作。まるで本物のM9のように見える。

Ok not really a conversion. Just a custom skin/sticker to make an iPhone 4 look like a Leica M9 Rangefinder. Sorry but I won't be making these to sell. It's just a one off for personal use. 引用元 (ほんとうのコンバージョンじゃないんだ。ちょっと手づくりでM9レンジファインダーぽいスキンをつくってみたんだ。売るために作ったなんじゃない。自分のためだけだからね)

いえいえ、ボクがiPhone 4 を買ったら絶対作るぜ。このリアル感、すばらしい。もうひとつ紹介しよう。こっちはM8だ。http://forums.macrumors.com/showthread.php?t=949047


Griffin さんがつくったM8もカッコいい。御丁寧にスキンをダウンロードできる。Griffin さんがこれを作ったのはスティーブ・ジョブスの次のことばからだそうだ。

Glass on the front and back, and steel around the sides. It’s like a beautiful old Leica camera.” (フロントとバックのガラス。サイド廻りのスティール。まるで美しい古いライカのようだ)

【ライカの旅】
手元にライカの美しい本がある。『ライカの旅』吉川速男著。昭和13年刊(ついでに初版だ)。



ライカを手にして旅をしましょう、という本。撮影の旅の支度、撮影のこつと、60枚に及ぶ作品が収載されている。わかりやすくて親しみやすくてためになる本。


ライカのケースが写っているページ。手づくりの皮ケース。味わいある三脚。手前は胸脚とあり、一脚に近い機能。これだけで十分と言う。それには理由がある。

「私が茲に此の全国民が緊張せねばならぬ非常時にライカの書物などを刊行するのは、此の際にこそ此の性能の大なるカメラによって充分に観察上の効果を挙げ、且つ低廉なる材料を最も経済的に用ひて、幾分でも感光材料の節約の方法を記さうと云ふ目的からである。」 同書より



このパノラマ写真は凝っている。時は昭和13年、太平洋戦争開戦直前である。本の装丁も戦争前の騒然たる雰囲気とは思えない悠然たる造りだ。そんな時節にもカメラという道具は、市民の心の支えになったのだろう



この本の前の所有者の書き込み。「神戸へ発つ日 銀座にて求む 昭和13年5月11日 福雄」わたしの祖父である。彼もまた悠然たる人物だった。実はふとこの本を処分しようと思ったのだが、もうしばらく悠然と構えて売らずにおこうか。ライカには生きる美学がある。いつか本物のライカを持って旅に出かけるために。

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