オムニヒートと海外の自動車CM
すると上の広告から丸太が落ちてきた。「これどこから?」男は見上げると、暖かそうなウエアがある。そこでよいしょっと。
男はOMNI-HEATジャケットを着て「暖かぁ〜っ」とひと息つくのだ。「熱反射機能“オムニヒート”は、身体の熱を効果的に反射しながら蓄え、高レベルの保温性を発揮。寒冷地におけるアクティビティを快適にします」という広告文を読ませる工夫がある。
秀逸な広告は株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン。米国ポートランド拠点のスポーツウエアカンパニー。なかなかやるなと思えば、やっぱり外資系だ。日本の会社のCMは、こういうウィットがあるのものを採用しない。保守的なものが多くてつまらん。
ウィットに富んだCMといえば自動車。ぼくの中でベスト3を挙げよう。すべて日本車(二輪と四輪)だが、すべて海外CM。
【3つの日本車のCM】
605回の失敗を経て成功した作品(ホンダアコードCM)は、CG無しという驚き。オールタイムベストだ。
スズキ「犬の散歩」は、微笑ましいエンディングが好き。
cherryさんが教えてくれた日産フェアレディ≒マキシマ広告、これ大好き。
【広告の力、恐るべし】
こうして観ていて、ひとつ気づかされることがある。
日本の自動車は、デザインも無難なら、色も地味な白か灰色ばかり。それは日本のユーザーの心情を映していると言われる。つまり地味好みで派手なのはNG、世間体重視なのだ。だからCMも無難かつ安全飛行の内容になる。
そんな日本車でも、海外にゆくとこんなにオモシロく語れる。地味な商品もユーモア&ウィットでくるむと、ブランド価値を一変させることもありうる。広告の力、恐るべし。もちろん広告だけではないけれど、日本で売れないクルマが米国ではベストセラーになるのですから。
根底にあるのは“郷に入れば郷に従え”。広告は特に国民性に左右されるクリエイティブ。現地のことは現地で考えよ。今週のビジネスメディア誠のエッセイのテーマはこれ。ご期待ください。
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(ビジネスメディア誠)
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