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2010年11月 3日 (水)

浅尾美和選手を支える環境づくりこそ。

いま浅尾美和選手を支えず、いつ支えるのか、と思った。

「ビーチを始めて以来、初めてどん底を見たシーズンでした。でも、どん底に落ちてこそ見えた世界もあります。立ち止まってはいられません」引用元

ビーチバレーの妖精、浅尾美和さんのコメントである。さらに次の一文は『浅尾美和・草野歩ペア解消のご報告』と題された、株式会社エスワン代表取締役社長 曽根 康浩さんのリリースである。

オリンピックイヤーの前年となる2011年を前にして、浅草ペアは今年の悔しさを胸に、負の流れと決別し、今年の経験を糧としてそれぞれが前向きなシーズンインを迎えるために、今季限りでペアを解消いたします。引用元

【合わなかった2人】
状況をまとめよう。09年12月からペアを組んだ草野歩さんは、強烈なサーブが武器、一方浅尾さんはスパイクが武器。攻撃型のマッチアップでオリンピック出場をという狙いだった。だがそれが裏目に出て、浅尾選手がねらわれてレシーブから崩れ、そして草野選手も崩れるというパターンを繰り返し、両者に不協和音が生じてペア解消となったとされる。



浅尾さんの2010年の成績は、対戦6勝7敗、セットでは17勝35敗、ベスト順位は25位、世界ランク127位。2009年までの西堀ペアとの成績より下降、今年はシード権も落した。そして草野さんの成績も振るわない。成績面だけでなく、高め合えない関係が成績になっただと思う。“合わなかった2人”というのが真相だろう。



日本国内成績を見るとトップは浦田−西堀組、さらに尾崎−金田組に次いで3位の浅尾―草野組。案外良い位置まで来ていた。だから残念でもある。浅草ペア解消後は、かおる姫こと菅山かおる選手とペアという声も出ているが、お見合い-破談ばかりでは浅尾選手もつらいし、人気が突出している分、相方も誰でもつらいだろう。

【マイナースポーツの現実】
かわいくて容姿端麗だから、DVDを出したり、CMも出演させる事務所が悪い、もっと実力を伴わせるのが先だろう」と言えないこともない。だがもう一度上表の右端を見てほしい。表が小さくてすまんが、こうある。

賞金合計:浅草ペア 45万円。

トップの浦田-西堀ペアで120万円。そんなレベルなのだ。ビーチバレーというマイナースポーツの現実がある。だからこそ浅尾さんが、ここまでビーチバレーを引っ張った功績は大きいし、DVDもCMも必然なのである。スケベなおっかけにも感謝しなくてはならないのだ。

一方世界競技レベルとして見ると、日本の現実はホントに厳しい



オリンピックには上位24チームが出られるそうだが、2010年7月時点でのFIVBランキングには、日本選手ペアはひとつもランクインしていない。国内のひとつのペアどうこうではなく、ほんらいは総力戦だ。

【勝つために】
とはいえビーチバレー業界としては、浅尾さんが出場できれば人気爆発という計算もある。それもわかるけれど、実績がモノを言うのがアスリートの世界。浅尾選手はもっと勝たねばならない。ペア選出も大切だが、ぼくはむしろコーチだと思う。コストをかけても良いコーチを付けてあげたい。

浅尾選手には今こそ露出を抑えて、競技に専念できる環境づくりが必要だ。マスコミも、ファンもそうしてあげるべきだと思う。けっこう今はキツいと思う。

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