ビッグサイトで展示者になった経験から
東京ビッグサイト『デジタルマーケティングNEXT』でのコンサルティング稼業の展示案内、無事終了しました。しょぼい展示にお立ち寄り頂きました方々、ありがとうございました。場末のムード(笑)かもしだしていたブースに、よくぞ来てくれました。
展示物は「なんちゃってiPadアプリ活用カード」。無料から数千円までのコストで、「こんな販促ができる・こんな業務効率アップができる」をカードにして配布したのですが、カードは手切り紙にプリンタ印刷、什器もダイソーと手づくり。お立ち寄り頂いたある大企業の方がこう言いました。
「この展示会全体で、一番低コストの展示だ」
激笑!アイタタタ。iPadアプリ=無料活用、にひっかけておっしゃったのですが、でも内容はいいね!と言って頂きました。そうそう、なぜこんなiPadアプリカードを作ったか深慮遠謀があります。それは次週のビジネスメディア誠の記事で書きます。
【ビッグサイトの宅配便には“サービス”が必要!】
最終日の今日は、神田の仕事場からビッグサイトまで自転車で。昭和通りを南下して、歌舞伎座のところを曲がって、ひたすらまっすぐルート、10km未満。ほんとうは展示会初日も自転車でと思っていたのですが、荷物を持ち込み搬入しなければならなくなって、あきらめた。
「ビッグサイトへの送りはあまりお奨めしません」そうスタッフが言う。なぜ?
「商売にならないことを言いますが…」とワケを教えてくれた。ビッグサイトには西と東に何カ所か宅配便の集積所があり、そこまで運び込まれて、ブー スまで運搬はない。どこに着いたか、送り主が自ら電話をして確認するというのだ。しかも前日送付の9時到着便は相当高い。だから持ち込むことにした。
ビッグサイトから展示物を返送するときに、なるほど、と思った。
佐川さんの“お店”は単なる地べた。まず行列は仕方ない。でも並ぶ間に伝票を書くと時間が節約されるのに、なぜかそれをさせない。しかも「着払いの伝票」は切らして、ずっと向こうのドトールの前にあるという。さらに段ボールをくれというお客さんに「在庫切れ」という。お客さん、途方に暮れていた。
たぶん現場スタッフのせいだけではない。ちゃんとした事務所がないのが悪い。顧客無視の権益の匂いが漂う。まるで高速道路のサービスエリアみたいにサービスがない。
【展示会にはマーケティングがほしい!】
展示側を体験して気づいたもうひとつは、展示会マーケティングの必要性。
ほぼ毎週のようにある展示会、出展ブースを埋める営業も集客も熾烈だ。巨大展示企画がいいかと言えば、疲れるだけで回りきれない。小さいと集客できないというジレンマもある。モーターショウの縮小は象徴的だが、共通する現実である。
さらに客引きはさみしい。 多くのブースで、あの手(女の子)この手(粗品)で立ち止まらせる。あれ効くってほんとう?展示会集客請け負い会社はそう奨めるけれど、ぼくは信じない。 場末のぼくらは堂々と(笑)客引きせずに、立ち止まる人だけ声を掛けた。興味を持つ人とは30分も話しこんだ。だからって仕事になるか別。でもね、売れな い店舗ほどチラシを配るのさ。
そんなことを思いつつ、自転車で都心に帰った。夜景がすごく素敵だった。この夜景のようにみんなに惹かれるビジネスを創造したいと思った。そのヒントも林田さんと話していて幾つか得た。よい体験でした。でもぼくの写真、なんでこんなにブレるんだろう。
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コメント
展示を見て回る側の印象も同じです。
客引きやオネーちゃんが多いところは、パスですな。
見ても中身のわからん輩ばかりなので…。
でも、場末も立ち寄りがたいかなぁ(笑)
立ち寄るブースは、元々興味のあるところに寄るって感じです。
ウィンドウショッピングのように暇つぶしで来てる人は、いろいろ立ち寄るけど、そういう人はビジネスになりませんからなぇ。
投稿: 宇都宮茂 | 2010年11月28日 (日) 23時37分