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2010年12月20日 (月)

「なぜ宅配マック?」を読み切る3つの仮説

自宅での飲み会が“宅飲み”なら、会社での飲み会は“社飲み”ですか?聞いたことないし、第一、サツバツした会社では“納会”みたいなものはない。でもぼくの仕事場のある三和ビルでは、印刷会社の社員たちが、先週末食堂でクリスマスパーティをワイワイと開いていた。

開始前には階段で宅配ピザ屋と擦れ違った。寿司屋も来たな。そういえば外食デフレで宅配が伸びているという。しかしまあ、マックまで宅配とは

【宅配マック】

マクドナルドは、今月20日から24時間の宅配サービスに乗り出す予定。ファストフード業界でトップの5,000億円を売り上げる中、新たな客層を開拓して、さらなる売り上げアップを目指すという。ターゲットは、子育てで外出が難しい主婦など。引用元



12月20日より用賀インター店からスタート、2011年夏に一定規模を狙う。既に韓国や台湾では宅配サービスがあるそうだが、日本でマックの宅配はどうなのさ?宅配マックが成功しそうな3つの仮説を考えた。

【子育てさんにはマックはリスク】
まず価格。 ケンタッキーでもモスフードでも、宅配料金は1,000円以上や、宅配料200円追加となっている。マックでも同じだろう。朝のハッピーセットお一人さま をタダでオフィスに宅配されるとは思えない。ターゲットの子育て主婦が、自分と子供の分を頼んで1,200円〜がメインだろう。要するに複数人オーダーが前提だ。

そこにひとつ需要の仮説がある。

郊外でも昼時は店が混んでいる。少し時間がズレるとサボったのか女子高生もいる。とりわけ都心店舗では、飲食スペースが“おひとりさま仕様”主体になっている。あんがい子供を連れてゆくのは賭けなのだ。ゆったり食べられるかどころか、座れないリスクさえある。だから宅配がウケる。

【マック=さおだけ屋へ】
宅配フード小史; 70年代まで店屋物。80〜90年代はピザや宅配専門店。2000年代は釜飯や寿司専門店へバラエティ化、そして今ファストフードへ。運営体から見れば<有店舗>から<無店舗>、そして<有店舗>へ、とも読める。

ファストフード=さおだけ屋」という見方。

宅配専門店は宅配だけ。だがファストフードは「店舗+宅配の二毛作」で売上があがる。店舗稼働を2倍にできる。アルバイトのシフト次第で儲かる可能性が高い。

【店屋物マックの“旨さ”】
もうひとつ、味に関する大胆な仮説がある。



ぼくはマックのバーガーの、あの形容しがたい脂の匂いが「ウッ」とくる。冷めれば冷めるほど不味い。特にポークはヤバい。さらに冷えたポテト。「プニュっ」とした食感と味もどうかと思う。

だがだ。実はそれが「店屋物マックの旨さ」なのかもしれない。ジャンキーな感じがいいのではないか。

以上、マックの宅配がなぜウケそうか?「店舗の混雑、さおだけ屋、店屋物マックの旨さ」の3つの切り口から仮説を立てた。オマケだが、主婦にとって、昼間から宅配寿司や釜飯というワケにはいかないが、マックなら夫も文句は言わないのだ。

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