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2010年12月27日 (月)

スピードカメラ宝くじから真のFunドライブを考えた。

Fun to driveって、どこのクルマ会社のキャッチフレーズだったっけ?おっと、世界最大手企業だった。でも、そのメーカーのほとんどのブナンで高品質なクルマよりFunがあると思ったのが、この実験である。

「交通法規を楽しくする」とは可能なのだろうか? Richardson氏のアイディアはスマートでシンプルだ。引用元

Speed Camera Lottery』(スピードカメラ宝くじ)と名付けた実験。対象道路にスピードレーダーとカメラを設置して、制限スピードを超過した人に交通違反の罰金をして、守った人たちには“宝くじ”が送られてくる。それは罰金が原資になっている。



フォルクスワーゲンが主宰したコンテストのグランプリアイデアである。実験の様子を観よう。ストックホルムの市内で対象区間に“Hastighets lotteriet(スピードくじ)”という表示を付ける。通り過ぎるクルマの速度を表示する。実験前、この区間の平均速度は32kmだった。しかしスピードくじの導入によって25kmになった。なんと22%も減った。

実験はこう締めくくられた。「Fun can obviously change behavior for the better. We call it fun theory.楽しさは人を善き態度にさせることは明白。それをFunセオリーと呼ぼう)」

【再配分するものとは?】
確かにおもしろいんだけど、これをどう考えればいいのだろうか?

宝くじとは「誰かの損は誰かの得」。富の再配分という効能がある。一等が当たる確率はかなり低いが、税金による再配分より楽しいことは事実だ。

スピードカメラ宝くじは「誰かの違反が守った人への幸運」となる。再配分するものは何なのだろうか?

参加時点で、払う人と払われる候補者は決まっている。不運の再配分、いや不徳の再配分なのだろうか。また破る人がいるから原資ができるわけで、みんなが守ればくじは成立しない。成立しないことが目標になるくじって何?

【真のFunセオリー】
このFunセオリーでは、くじが成立しなくなる“事故が起きにくい状態”をつくる意識を再配分している。そこが真の楽しい(Fun)なのである。Fun to Driveとは快適にびゅんびゅん飛ばすドライブではなく、ヒマ潰しができるテレビシステムでもない。事故が無いことなのである。

7名が亡くなった福岡県太宰府のワゴン車事故。どんな衝突だったかわからないし、速度超過の有無もまだわからない。でも年末年始、急いでクルマを走らせることはやめよう。せっかくのドライブもFunでなくなるから。

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