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2010年12月 5日 (日)

自分というモンスター

自分という怪物」に、みんなはどう付き合っているのだろうか?

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ツィッターでフォローする人のTLに「失くせない存在なんだよ自分を越えたいから。」というくだりがあった。自分は失くせないけれど、自分を越えたい。そんな気質をぼくも持っているので、ムズムズしてRTした。

【自己中心な人びと】

まず、ぼくの中にクリエイター気質があるな、と最近気づいたのです。クリエイターってすごく自己中心。なにせアーティストだから、いつも世間と物心両面で衝突を繰り返す。わかってくれない!と嘆く。海老蔵氏なんて最たるものです。

歌舞伎役者の自己中心な行動を擁護するわけじゃない。そんな人に振り回されるのはぼくも御免だ。でも、その自己中心的なるものこそ“クリエイター気質”ではないかと思った。ベストアルバムを自己否定した宇多田さんも、契約先との確執だけの問題じゃないと思う。自己中心くらいじゃないとアートは生まれない。人に響くものは創れない。表現するとは人の心の壁を突き崩す行為だから、手加減しているようではダメなのだ。

でも時々クリエイターは「あ、こんな自己中じゃいかん!」と気づいて、他人も愛さないと!と思うのです。でも特定の誰かというより、アーティストだから「世界への愛」とか言い出すわけです。それが「We are the world」をマジで歌う理由です。

とはいえクリエイターも社会人なので、あ、人を殴ってはいけなかったんだと行き過ぎを反省する。自己と社会のバランスをどう取るかいつも悩まされる。

【編集という偏執】
編集者という病い』という本にこういうくだりがある。

作家の吉村昭氏(『ふぉん・しいほるとの娘』『戦艦武蔵』他)に、同書の著者である編集者が、長年かけてようやく作品を書いてもらえるようになった。相手は巨匠なので、編集で「朱」を入れることはしなかった。あるとき吉村さんはこう言った。
「君は、相当に原稿を直すらしいね。僕にはそうしないんだね」
そう言われた編集者はしめたと思って、30枚の吉村氏の短編を真っ赤にした。すると直後に激怒の手紙が来た。
「君に何がわかるか。もう二度と君とは仕事をしない」
謝りの電話を入れると手紙の雰囲気とは違って、丁重に「あんなに腹を立てた自分が悪い」という。そこで編集者はすっとんで行くと、寿司屋に連れてってくれた。
「あれは僕が悪かった。これからも仕事を続けよう」
ところがその翌々日、また速達が来て「やっぱり縁を切りたい」

ことほど左様に創造者は複雑な心理を持っているわけ。付き合いきれん。

といいつつ実はぼくも、ビジネスメディア誠の編集者に「普通の文」にされることが時に嫌になるのだ。

それほど真っ赤じゃないけど、ぼくの文がフツーになっていく。読みやすくはなる。なるほどと思うことが多い一方、「ぼくの文じゃない」と反発することもある。ビジネス記事で文体にこだわるのはぼくくらいだと思うのだが、見た目も含めたリズム感を大切にしたいので。

【ぼくモンスター?】
utte事業でも、クリエイターというモンスターと付き合っている。cherryさんと「そういえばあの人も、この人も変わっている」と頷きあった。そしてcherryさんが指を差した。

「一番変わっている」
「誰?」

ぼくのこと指止しやがった(笑)。自分で自分を退治するのはむつかしい。

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