希望と欲望のトリガーを書くーそれがぼくのマーケティング
今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”へのさわりと、“ことばの態度”について。
郷好文の“うふふ”マーケティング:未来の姿を描くことで、ギフト市場を活性化させよう
17兆円とも言われるギフト市場。かつての儀礼的な贈り物は減り、パーソナルギフトが増えている。人はなぜ贈り物を買うのか。筆者は「未来シーンを描くこと」で消費者の購買意欲を喚起してはどうだろうかと説く。続きはこちら。
【2つのスジの通ったプレゼント】
今日感銘した“プレゼント”を2つ挙げよう。
米映画監督のマイケル・ムーア氏は14日までに、内部告発サイト「ウィキリークス」創設者ジュリアン・アサンジ容疑者(39)の保釈金として2万ドルの提供を表明。引用元
マイケル・ムーアさんはアポ無し取材で有名なドキュメンタリー映画監督。一貫して反本流、正義を求める社会派である。だからこその支援。きっぱりな態度。感銘した。「ウィキリークスを存続、発展させるため私のウェブサイト、サーバー、ドメイン名のほか何でも提供する」という態度が凄い。
実はぼくは、最初アサンジ氏のやっていることが本当にジャーナリズムなのか?疑っていた。だがウィキリークスは暴露サイトではなく“正義サイト”だ と思いあたった。ちゃんと調べて公開している。活動にスジが通っている。それをポンと保釈金で支援することはスジが通っている。
もうひとつは『財政逼迫の美術館に年の瀬な“贈り物”「お役立て下さい」と5,000万円』のニュース。熊本県芦北町の2つの美術館に、無記名の現金入り封筒が贈られた。
四肢が不自由な画家で、詩人の星野富弘さんの作品への感謝のようだ。金額もやり方もスジが通っている。アートは少数の理解者で成立している市場である。特に日本はそうだ。日本人は作品を買わず(理解せず)、作者(の話を読んで)を買う。スジが通っていない。それを矯正するのがぼくのミッションでもある。
【なっていないよ自分】
この2つの話を読み、最近の自分の文を思い、ぼくは今、激しく反省している。自分のヤワな態度や文章に反省している。
ぜんぜん「ことばの態度」がなっていない。自分は作文技術はある。それは伝える上で必要なこと。でも、もっと必要なことはナマなこと、自分のこと、スジが通っていること。ぼくには不足してる。なっていないよ自分。
ナマの消費者、ナマな欲求をもつ人間からスタートするマーケティング。商品と消費の間にある、希望と欲望のトリガー。ここをもっとしっかり書く。書きたい。
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ビジネススパイス=株式会社アルトビジョン運営のメールマガジン、ホリエモン氏をはじめ、磯崎 哲也氏、遠藤 功氏、オルスタット佐藤氏、佐藤 義典氏、城 繁幸氏、高城 幸司氏、橘・フクシマ・咲江氏、松村 太郎氏の著名執筆陣に私も参戦。
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“未来の姿を描くことで、ギフト市場を活性化させよう
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