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2010年12月11日 (土)

常識的な会社って何だろう?

EC studioの山本敏行社長の著書『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』を読んだ。前著『iPhoneとツィッターで会社は儲かる』をスケールアップした。



ぼくはEC studioさんに一度しかお邪魔したことがないけれど(東京オフィスから吹田にいる社長にプレステインタビューをした)、民家のようなオフィスで第一印 象「いいな」と思った。商店街も近いし、これなら猫も飼えるなとか思った。だけど、仕事場はシーンとして、みんな集中していた。「変わっている会社もあるもんだ」と思った。



当社はお客さまに会いません……」と言う会社の社長に会ってみた』ビジネスメディア誠

本書は第一章で経営コンセプト、第二・第三章で非常識な働き方や制度、第四章でEC sdudioが開発したITツール活用法をまとめている。読みやすく、簡潔に書かれているのが好感を持てる。

本文の内容についてはぼくにはデジャブのこともあるし、多くの読者がブログに書くだろうから、ぼくは最後の「EC studio の社員たちの声」にフォーカスしよう。

【ECスタジオ社員の本音アンケート】

「しゃべらないこと。基本スカイプのチャット」(谷さん)「電話がないのでざわざわしない」(堀江さん)

これはとてもいいことだ。ぼくは原則電話は嫌い。電話取材や電話営業をたくさんした。周りが気になって喋りにくいし恥ずかしいし、周りの営業声はうるさい。電話営業する会社は原則信用しないことにしている。でも、ひとりごとをたくさん言うぼくは入社できないな(笑)。

「青空の下でミーティングしたり、散歩しながら打ち合わせなど、光合成するのもいいかも」(堀江さん)

ITに足りないのは青空だ朝早く出勤し夜遅く帰る。サーバールームの天井ばかり見つめている。“オンリー・デジタルデバイド(デジタルしかわからん人)”になりがちだ。

「今まで退職した理由のすべてをクリアしている」(松尾さん)

なるほど、EC studioの裏返しだとすれば「IT会社は常識がいっぱい」だったんだろうな。うるさい、怒られる、男女差別、不法残業…どうしてそれが常識なのだろう

「ECスタジオの社員って仲がいいな」(堀内さん)

ぼくの会社人生、仲の良い人はたくさんいた。でも肌が合わない人びとが仰山いた会社もあった。文化の断絶、価値観の絶壁。どうして同じ会社なのにそんな気持ちになるんだろう?不思議だった。

「スタッフみんなが原因自分論で考えている」(津留さん)

なるほど、自分が原因なら改善しようと思う。ケンカしようと思わない。すごい。

「EC整体制度がほしい」(金崎さん)

山本社長!これブルーベリーと一緒に即採用ですね。「健全なる仕事は健全なる肉体に宿る」。

「iPhoneで生活の細切れ時間を有効活用」(加藤さん)

ちょこ休止、ちょこツィートの方が効率も創造性もアップする。でも多くの大企業ではTwitterはおろかネットさえ就業中は禁止。情報遮断が正しいことだと思っている。それじゃあまるでWikileaks会社だよ

「みんながいつも素直に前を向いている」(今野さん)

羨ましいかぎり。全員のコメントを載せられずすみません。

【常識的な会社って何?】
ぼくには明日行くのがワクワクする会社はなかったかもしれない。でも、そういう仕事は勤めた会社全てであった。それは幸いだった。理不尽なことで干された時でも、何とか前へ進む仕事をつくった。精神はかなり傷んだけれど。

会社って何だろう。どうして組織って変テコになるのだろう。企業という字は「企みの業(たくらみのごう=良くないことを計画した報い)」と書くからだろうか。会社という字のように、出会って清い場所(=社/やしろ)にできないのだろうか。非常識にこそ真の常識がある。そう思ったら本書を一読されてください。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ お知らせ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ビジネススパイス=株式会社アルトビジョン運営のメールマガジン、ホリエモン氏をはじめ、磯崎 哲也氏、遠藤 功氏、オルスタット佐藤氏、佐藤 義典氏、城 繁幸氏、高城 幸司氏、橘・フクシマ・咲江氏、松村 太郎氏の著名執筆陣に混じって、ヨソウガイな私も連載を開始します。

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