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2010年12月 2日 (木)

“SONYの冷蔵庫”を見たい。

今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”へのリードと四方山話である。

郷好文の“うふふ”マーケティング:日本製品のお家芸、“複合価値”を科学する
携帯電話や テレビのリモコンなど、さまざまな機能が詰め込まれた製品が世の中にあふれている。その一方、単に機能を寄せ集めただけであるために、使い方が分かりにく くなっている製品も少なくない。複数の機能を組み合わせ、新たな価値を生み出すためにはどんなことが大切なのだろうか。続きはこちら



このニッポン経済大縮小時代に 生きなきゃいけない私たちですが、時代を恨んでも仕方ない。政府にああだこうだ言ってももちろん仕方ない。小さな一歩でも、自分の足で、とにかく前へ前へ 踏み出していかなきゃならない時代なのである。龍馬伝を見て溜飲を下げているようじゃだめですよ。龍馬のたとえ何分の1かであっても、彼の持っていた勇気 と実行力で、あなたが貢献できる分野で、この閉塞市場を開国しないとダメなのだ。

お手軽なマーケティングアドバイスは、もはや効かない。“今日からできる”アドバイスや、“明日売り出せる商品改善”、そんなお手軽で切り拓けるのだろうか?機能改良や多機能で良しとする昨今の多くの日本製品を見ているとダメだなあと思うし、「昨日の資産」で生きているなと思う。

ぼくは心の底ではこんな思いを抱いている。それでコンサルしたり起業したりモノ書きをしている。大企業の模範的な商品開発に学ぼうなんて姿勢じゃあもうダメ。自分をもっと壊してこそ、道は拓ける。

【SONYなんですよね、SONYは。】
今のニッポン市場から脱する象徴製品が欲しい。最近、そういう製品がないじゃない。たとえば“SONYの冷蔵庫”を見たい。(画像は嘘です)

 

Vaioノート505のようにスタイリッシュなマグネシウム筐体、“スゴ冷え”機能が付いて超おまかせ冷蔵・冷凍、Sony Styleなレシピがドアに浮き出るとか。

たとえば“SONYの洗濯機”が見たい。(画像は嘘)

回るドラムの音が重低音の音楽になって聴こえるとか、すすぎの選択がロックとかバラードとかジャズとか選べるとか、音のシャワーでソフラン効果とかさ、考えてほしいわけよ。「SONYなんですよね、SONYは」と言いたいのです。

機能を超えた機能、製品を超えた製品価値。それがSONYからだけでなく、たくさんの日本企業から<再び>出てくるのだろうか。

【日本には洗たくと衣替えが必要】
ひょっとすると「選択と集中」 という“会計的戦略的なアプローチ”が、日本のダイナミズムを失わせた一因だったのではないかとも思う。一時期Appleを弱体化させた、モノづくりとは 書け離れた、数字からだけ分析するアプローチである。財務主導から抜け出して、かっこいいモノづくりに帰還したから、今のAppleがある。

今、日本には洗たくと衣替えが必要。

洗いざらい洗う。着てきたものをすっかり変える。そういう気持ちで事業を支援したいし、もっといいものを書きたい。

再来週から始める有料メールマガジン『ビジスパ』でも、“経営の洗たく”というシリーズを書きます。うふふマーケティングともども、どうぞよろしく。

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(ビジネスメディア誠)

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