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2011年1月30日 (日)

直流か交流か、それが問題だ。

1月29日、ダボス会議(世界経済フォーラムの年次総会)での菅首相の演説「開国と絆」は、抽象的だ、具体策がないと酷評された。



舞台裏では『首相は小島順彦三菱商事会長、長谷川閑史武田薬品工業社長らから「このままでは中国に負ける」「国際社会での日本の地位向上に努力すべきだ」などとダボス会議への出席を強く促された』(引用元)ようだが…。せめて諸国の要人と“交流”のチャンスはあったかしら。

【ダボスの充電ステーション】
ダボス会議で要人を運ぶ電気自動車に、“AC(交流)”で充電するのがABBの充電ステーション。クルマは日産『リーフ』とルノーの『Fluence Z.E.』、なんだゴーンの差し金か(笑)。ダボスは国際市場へのロビー活動の場。商社が噛むわけである。



ダボスの充電ステーション』で、電力とオートメーションの巨大企業ABBが各国要人にアピールして巨大市場に先手を打つものだ。このスタンドは交流なのでフル充電は6〜8時間かかるが、当然DC(直流)にも対応している。

ABBのDC高速充電技術は、2010年に、広く受け入れられているCHAdeMO規格に完全準拠していると認定されました。同様の設備が、現在、中華電力有限公司との提携で、香港科技園内のパイロットスキームに設置されています。(ABBのプレスリリース

CHAdeMO規格とは何だろうか?

【CHAdeMOって何?】

「CHArge de MOve = 動く,進むためのチャージ」,「de = 電気」,また「クルマの充電中にお茶でもいかがですか」の3つの意味を含んでいます。引用元



「まあお茶でも…」という時間で急速充電できるのがCHAdeMO規格。ABBの設備でも15分〜30分で充電終了だという。この規格が米国カリフォルニア州他5州で310基で走行実験に入ると伝えられた米国普及=世界普及=国際標準の可能性が高い。

開発企業に名を連ねるのはGE、BOSCH、Samsung、本田技研、マツダ、スズキ、いすゞ、豊田自動織機、東芝、日本電気、デンソーなど日本主体なのだ。



この規格の良さは「クルマの電池がどんなものでも対応して急速充電ができる」ことにある。急速充電器はいつの間にか全国286カ所にもある(2010年11月)。これは日本企業にとって久々な朗報。充電インフラは付帯設備もあるので、大きな市場形成が期待できる。

【開国するなら、しましょう】
一方菅首相は、各国との経済連携という「第3の開国」と不幸な人を包み込む「新しい絆」の創造を訴えた。正しいけれどもっと“直流”が欲しい

中国、インド、ブラジル、中東など大きな市場で駆け引き。農業でも工業でもサービス業でも日本市場を開き、逆に日本企業を海外に送り込む「経済相互条約」が必要。人でもツーリズム(旅行)の交流だけでなく、移民開国という直流も必要。なぜ踏み込めないのか…。国債格付け低下しても、彼はくやしくないのだろうか?

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