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2011年2月19日 (土)

寿司職人の動きの神秘『Jiro Dreams of Sushi』

おまかせで30,000円〜、だからとてもぼくの胃袋に収まらない。その代わりになるかならないか、トレイターを観た限りでは期待できそうだ。86 歳の親父は実に頑固そうだし、まな板で切られてシャリとひとつになるねたが旨そうだし、藁を使って薫製にする鰹のさまが実にリアルなのだ。50秒なので観 てみよう。

Famed throughout the Sushi-eating world, 86-year-old Jiro is the subject of “Jiro Dreams of Sushi,” a documentary by American director David Gelb that premiered at the Berlinale this week. 引用元(寿司好きの間での名声を欲しいままに、86歳の次郎氏が『Jiro Dreams of Sushi/次郎寿司の夢』、米国人監督David Gelbの撮ったドキュメタリー映画のテーマである。この作品は今週のベルリン国際映画祭でプレミアされた)



寿司屋「すきやばし次郎」を描いたドキュメタリー。カウンター10席、テーブル13席、合計23席の小さなお店。ミシュラン3つ星。頑固で通す小野次郎氏は言う。

「好きにならねえとダメです。自分の仕事に惚れなきゃダメなんです」

重いなあ。すきやばし次郎は初代と二代目が切り盛りし、次郎氏の次男は別のお店(六本木)を持っている。ウォールストリート・ジャーナルの記事には禎一氏にこんな質問もある。

「なぜ女性の寿司職人がいないのですか?」
「プロとは出すものの味が一定していないといけません。女性には月経があるので味覚のバランスが狂うときがある。だから女性には職人が勤まりません」

その禎一氏はベルリン国際映画祭の上映で監督と共に登壇し、べらんめえ丸出し。

ベルリンの印象を問われ「夜来たから、あんまり見てねーんだ」、ドイツ料理は試したかという質問には「そりゃ食べたよ。肉がうまかったな」引用元

81分のこの映画の評価は、バラエティ誌によれば「話題が多すぎ」「やや中だるみ」とあるが、次郎氏あるいは二代目小野禎一氏が寿司を置く姿は「まるで“宝石を置くよう”」と評する。

ぼくがこの映画を観たいと思った理由は“寿司職人の動きの神秘”にある。包丁を持ち、ネタを切り、手拭で拭い、シャリにのせ、目の前に置く。海苔を炙り飯をのせ、きゅっと巻く。きびきびした一連の動作、リズムと厳粛さ。外国人の驚きと同じく、じっと見惚れてしまう。寿司を喰うとはあの動作を観にいくことでもある。映画にしようという気持ちがわかる。



寿司屋とはミスティークだ。高いお店であればあるほど、神秘が厳粛になり深まるのは事実である。だがたとえ客単価5,000円の店にも神秘はある。そして回転寿司にも、寿司ロボットにも、寿司が作られるプロセスにはどこか神秘がある。ついでに言えば回転寿司のネタには疑惑がある(笑)。

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