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2011年2月17日 (木)

自販機不況の考察:蟹、オフィスグリコ、そして日経の記事

今日はビジネスメディア誠で連載する郷好文の“うふふ”マーケティングへのリードと四方山話です。

バナナから激安PB飲料水まで——自販機不況脱出のカギを考える
自販機商品の売上減が止まらない。10年間に比べて売り上げが25%も減少する中、自販機でバナナやカットりんごを売るなど、新たな試みも登場してきている。どうすれば自販機での販売を盛り上げることができるのだろうか。続きはこちら

今日のコラムでもチラと紹介した、あの渋谷のバナナ自販機の前を通りかかった人が、同行の妻子が狂喜したというツィートをもらった。ぼくのRTは「自販機を揺らしてバナナ落すとか」(笑)。

さて、今日のコラムで触れなかったけれど、もうひとつ驚愕した自販機は北京の『蟹の自販機』。画像はロケットニュースより。



活きてる蟹をパックして活きたまま購入。ロケットニュースによれば価格は1 パイ190〜650円とサイズによってグレードあり。そこそこ売れているというが、そこまで中国の人は忙しいのだろうか?「もうすぐ絶命する」バブル経済 のあだ花のようにも見える。しかもこの自販機内で絶命するヤツもいるというから、まさに現代の蟹工船である。

【オフィスグリコはなぜ売れるのか?】
コラムを書いた後、フト気になったことがあった。それは今日仕事場にやってきたオフィスグリコ。商品を入れ替えにやってきてくれた。そういえば自販機は売れないのに、なぜオフィスグリコは100円の定価でみんな買うのだろうか?

お菓子と飲料の違いはある。グリコでも100円飲料はお菓子ほど動かない。だがオフィスグリコは人間が入れ替えに来てくれるし、売れたものを数えて、何が売れるか人がお奨めしてくれる。買いたいものを備え付けの商品リストでリクエストできる。しかもお金の投入は貯金箱のようなケースへ。売り手との約束、買い手の組織内の信頼演出がある。

オフィスグリコにはヒューマンなコミュニケーションがある。

盗難防止に粋を尽くした自販機には欠けていることだ。仕方ないとはいえ、自販機は人間不信をベースにした機械なのだと改めて思った。

【お〜いお茶×オロナミンC】
さてもうひとつ。昨日の日経新聞の記事『 「お〜いお茶」とオロナミンC、同じ自販機に』に触れておきたい。

伊藤園と大塚ホールディングス(HD)は16日、4月から自動販売機に商品を相互供給すると発表した。対象商品は伊藤園の緑茶飲料「お〜いお茶」と、大塚HDの炭酸飲料「オロナミンC」。堅調な清涼飲料市場で人気商品をそろえ、自販機の利用増につなげる。引用元

このくだりの「堅調な」にも疑問を持ったが、記事の後段にある「自販機は定価販売が中心で…安定した収益が見込める」だから両社は提携した、というのには瞠目した。自販機業界が不振なんて常識だし、それに触れようとしない日経記事って何だろう?いつからそんなに思考停止になったのだろう?プレスリリースだけで記事を書いていないか。

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