« 震災とマーケティングと鉛筆とサッカー | トップページ | 高性能ランタンが照らす、地震後のエネルギー政策 »

2011年3月25日 (金)

この際、杉を伐採してくれると助かります。

今日も寒い一日。大地震の避難所も寒かっただろう。地震後、2週間で仮設住宅の建築も始まってきた。いくら仮設とはいえ建築には早くて2週間、概ね一月くらいかかる。陸前高田市では36戸に1,250人が殺到した。たぶん抽選だろう。宮城県では2万戸以上、そのうち仙台に3,000戸を予定。釜石市では当面116戸を4月下旬に完成予定。

仙台市の災害支援住宅のマニュアルからの図表。さすがしっかりしているが、第一次着工は3月28日、竣工予定は4月下旬だ。すぐというわけにはゆかない。避難所にこんなのがあればいいのに。

【紙管の家】

The architect Shigeru Ban, who was been developing structures made from cardboard and paper tubes for years, is undertaking an effort to get his cardboard partitioning systems into these gymnasiums. 引用元(建築家の坂茂氏は段ボールと紙管で作る構造物を何年にも渡って取り組んできた。体育館でのパーティションはプライバシーと居住に適している)

福岡県西方沖地震、新潟県中越地震復興支援など、数々のプロジェクトで避難所支援をしてきた坂氏。すでに今回も支援プロジェクトを開始中。この画像は「3月24日姿川生涯学習センター附属体育館にて デモンストレーションを行いました」から拝借した。23世帯分ユニットを来週にも設置する予定。



段ボールを敷いて紙管を立てていく。そこにパーティションとなる布を掛けていく。ひとつの区画が一部屋になる(1辺2m以下、紙管の長さで自在だが1.8mが基準という)。ボランティアはもちろん、避難所で子供達でも手伝えるのがいい。

坂氏は紙で作る建築物に取り組んできた建築家。紙管でこんなでっかい建築物が!と幾つか事例を見てびっくりした。ひとつだけ事例を紹介させて頂くと、10年越しで完成したのが『Quinta Botanica - Portugal, 2009』、ポルトガルの小さな家。美術品と植物、図書をコレクションするスペースとして設計依頼。ところが紙の家への安全性を現地の建築家や工務店が信用せず、施主自ら少しずつ作りあげたという。



【キルトの布団】

もうひとつ『Construction Quilt(建築キルト)』も面白い。



居間に敷いてごろんとしたり、カバーにしたり、発想次第でいろんな形になるキルト。ウールのフェルトを固めたもので出来ているようだ。布団にしたり、コタツにしたりで、これも避難所で使えると思う。studio GORMのコンセプト品。

もうひとつ、いいなと思ったのは岩手県住田町の仮設住宅。同町では地元の木材を使った木造仮設住宅に着工した。



手間とコストは一般の仮設住宅よりかかるが、木造は住みやすい。これができるなら、「憎っくき杉」を伐採して使ってほしいのだ。市場価値が無いと言われるし、山は荒れているし。国か自治体が安く買い上げる、または山林オーナーに税の優遇をする。杉で木造の仮設住宅を作れば、来年の花粉も抑制され、ぼくのような花粉難民も助かる(かな?)。

ことばのデザイナーの仕事の紹介はこちら(cotoba)
マーケティングコンサルタントの仕事の紹介はこちら(マーケティング・ブレイン
ビジスパメールマガジン “マーケティングレシピ”
ビジスパ 第8号を配信中。
うふふマーケティング最新刊 誠ブログ最新刊

|

« 震災とマーケティングと鉛筆とサッカー | トップページ | 高性能ランタンが照らす、地震後のエネルギー政策 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/158074/39367895

この記事へのトラックバック一覧です: この際、杉を伐採してくれると助かります。:

« 震災とマーケティングと鉛筆とサッカー | トップページ | 高性能ランタンが照らす、地震後のエネルギー政策 »