私の小さな地下街とマーケティング
今日はビジネスメディア誠で計画停電中も連載する“うふふマーケティング”へのリードと、講演予定だった「私のマーケティング」の四方山話です。
忘れられない“わたしの小さな地下街”たち
時代の変化にともない、2011年1月、日本最古の地下街「須田町ストア」がその歴史に幕を下ろした。迷路のように入り組む地下道の中で、魅力的なたたずまいを示す店の数々。私の好きな地下街を紹介したい。続きはこちら。
今回のうふふは、地震前から書きたいと思っていた話題を書いた。大きくて便利な地下街は「行列がある」「新店ができました」とマスコミにもてはやされるけれど、小さくてレトロな地下街は、忘れられがちで、しかも敬遠されがち。ほんとはそこにこそホッとする商売、ありがとうと言いたくなる瞬間が<いつでも>あるのに。
“須田町ストア”にあった散髪屋、戦後すぐからあったんだろうな。高度成長も低成長もデフレ経済も、みんな知っていた。下の写真は閉店寸前の一枚。
“万世橋駅”にある“穴倉”のような(表現よくなくてすみません)高架下店舗、実はほぼ毎日、この脇を過ぎてぼくは仕事場にゆく。だから女性スタッフがど
こからやてきて、どんな店舗準備をするか、だいたい知っている。いつも心の中で応援している。がんばって、見てますいつも。
こんな時だからこそ、ツィッターを閉じて、コンビニ“襲撃”もやめて、小さな地下街や地元の店舗に注目しよう。震災で店を閉めずがんばっているのは、中小店舗ですよ。それにずっと震災や原発のことばかり考えていたら、それこそ鬱になる。知人の書家の平田美記さんも言っていた。
「日常を取り戻すには行動が一番の気がします!」
みんな、そろそろ自分のビジネスをしましょう。
【まぼろしの講演:“私のマーケティング”】
さてもうひとつ。実は3月23日、メールマガジンを連載するビジスパで講演会があった。読者数も伸びないので(汗)講演で火をつけようということだが、この地震事情で中止になってしまった。
用意していたのはこの一枚のピッチ。テーマは“私のマーケティング”。Preziでマーケティングリサーチや消費者分析、商品コンセプト発想の変遷 を説明しつつ、これからのマーケティングを語ろうと思っていた。持ち時間30分だが、語ろうとすれば1時間は軽い。むしろ1冊本が書ける内容がある。
2011年3月22日発行のメルマガ『ことばのデザイナーのマーケティングレシピ』では、この図の一部を解説をしています。
“私のマーケティング”を総決算したい。この危機の時代の向こうでマーケティングも、消費者も、商売も変わらざるを得ないから。次週の誠ではそのことを書こうかと思っている。
ことばのデザイナーの仕事の紹介はこちら(cotoba)
マーケティングコンサルタントの仕事の紹介はこちら(マーケティング・ブレイン)
ビジスパメールマガジン “マーケティングレシピ”
ビジスパ 第7号を配信中。
うふふマーケティング最新刊 誠ブログ最新刊
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント