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2011年3月30日 (水)

夜間営業の奨め

人間は環境に慣れる動物だ。計画停電も板に付いたのか、だんだん話題にならなくなった。ところがそこに「細分化/サブグループ」がやってきて、5X5の25パターンになって、また混乱。するとすかさずマピオンの「計画停電エリアマップ」が出てきた。

地図上の場所が合計25種類あるどの細分化グループに属しているのかが一目で分かるようになっている。サブグループを表示できるのは、縮尺が1/21000 および1/8000の拡大表示時のみとなっており、それよりも小さい縮尺では従来同様第1〜第5までのグループ分けのみが表示される。引用元



これは見やすくて便利。自分のエリアも一目瞭然ですな。東電から発表される、あのPDFの計画停電資料がExcel丸出しなのが気になっている。ITリテラシーが低いというか、こんなデータで東電さん、来るべきのクリーン電力構想づくり、家庭での発電・蓄電・買電が推進できるのだろうか?と心配になるのだ。ともあれ停電区分がこれだけ明瞭になったのはよかった。

【夜の営業、実は広がっている?】
電力構想を政治と電力会社にせっつきつつも、夜の街がとんと暗くなった。計画停電だから仕方の無いが、みんないそいそと帰宅するようでは飲食店はさっぱり、物販も落ち込み、街の治安も悪くなる。節電しながら経済も復興しないと首都圏もお陀仏だ。



この環境下でできることはないのか?暗い夜道を歩きながら考えた。家に帰りYahoo!の電力使用状況を見た。当然だけど、夜になればなるほど使用量は減る。今は84%。そういえばマクドナルドは3月28日から、首都圏700店舗で24時間営業を再開している



夜に開ける店は他にもある。熊谷市の焼き鳥店「竹ノ井」では停電中にキャンドル点滅。接客は懐中電灯、生ビールサーバーは電源不要のものにしている。前橋の「呑竜仲店(どんりゅうなかみせ)」商店街の居酒屋「集い屋」でもキャンドルと自家発電で営業中。開けることはできる。

【夜に営業をシフトできないのか?】
思えば夜になればなるほど電力には余力がある。ならば夜に商売をシフトできないだろうか?

医院も薬局もクリーニング屋も夜やっているとありがたい。鍼灸院や整骨院もそうだ。エステティックサロン、リフレクソロジーなんかもゆっくりできる。いや「夜の文具店」とか「夜の花屋」も素敵じゃないか。4時に開店、12時に閉店する店や会社があってもいい。



夜の営業は差別化も可能
だ。24時間稼働で有名な『三条たたみ』のTTNコーポレーションの成功のポイントは、営業終了後、誰もいない飲食店の夜間の畳替え。非稼働時間でのサービスというニーズを突いた。夜に儲ける逆張りができれば、競合を抜け出すこともできる。節電にも貢献できる。もちろん多くの会社や店舗がやりだせば元の木阿弥だが、この厳しい時代に夜間営業という逆転発想、してみる価値はある。

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