震災とマーケティングと鉛筆とサッカー
今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”へのリードと四方山話です。
これからのキーワードは「感動」「シンプル」――震災がマーケティングを変える
東北地方で大地震が起きてから1週間。この1週間で消費者のメディア利用や、消費行動には大きな変化が起こった。震災後の私たちは、どのようなマーケティングのあり方を目指せばいいのか、考えてみた。
まだ余震も続く中、気軽に“アフター大震災”とは言えないのだが、生きている限り私たちは進まなきゃいけない。そこでマーケティングが変わる視点から「このあとどうなる」を書いてみた。さまざまな視点から網羅してみたのだが、書き漏らした点はある。ひとつは「不動産」だ。
浦安の液状化の問題も然り、電車の間引き運転での苦労あり。郊外は計画停電、23区は対象外という事情から見えたのは、東電にとって都心が上得意顧 客なのだ。官庁やオフィスの集積があるから当たり前ではあるが、ライフラインの普及度も含めて、都心の方が何かと便利だ。停電では電化高層マンションはア ウトだが、これから二次電源も装備するマンションになる。それを考えると不動産の23区への需要集中は高まるだろう。職住は近い方がいい。
そういえば地震発生後、4日目くらいのこと。ぼくの最寄り駅からの電車がアウトになったのを知らずに駅に行くと、「運行停止」の張り紙があった。「ちっ」と舌打ちをして、さてどうしようかと考えた。そういえば隣の駅まで、単線2両編成のローカル電車が走っていたな。あれが運行してないだろうか。
と思って単線電車の駅に向かった。毎日その近くを通っているのだが、その駅舎の方に行くのは初めてだった。駅への路地を入り、踏切の向こうの駅を見た。誰もいなかった。
「ああ、やっぱり運休か」
ふとホームの上を見ると、なんと「家」があるじゃないですか!
見ていけないものを見てしまった。しかしこれは究極の駅至近物件である。毎朝踏み切りの音が目覚まし時計になるし、忘れ物もすぐに取りに帰れる。
【鉛筆はとりあえず置いてサッカーボールを!】
今朝はがんばって誠ブログ(鉛筆の持つ永遠の力)も書いた。鉛筆と震災が結びつくなんて思いもよらなかった。
「被災者の方々」と現場を知らない人は十把一絡げに考えがちだけど、卒業生もいれば新入学生徒もいる。学校はどこへ?勉強も遅れるな。不安もいっぱいあると思う。
まあ勉強のことは忘れて、避難所の外に広場があれば、サッカーボールを蹴っていて欲しい。野球はバットやグローブなど装備がいるけど、サッカーはボールさえあればできる。Jリーグと日本代表のチャリティマッチもある。その上5月には『メッシ、Cロナ、ジダン5月にも慈善来日』というから、これは見逃せない。苦しいときはひたむきにボールを蹴ろう。スカっとできる。寄付金でボールを買ってあげたい。
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