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2011年4月22日 (金)

iPad2とレグザタブレット

今日は花粉症発作と夕方からの孫氏の記者会見が長引いて、帰宅が遅くなったので、まだ発売開始のアナウンスがあったか知らない。震災で発売自粛されていたiPad2、次週4月28日発売はまちがいないだろう。


おっとこれは東芝のレグザタブレットです。すまんね(笑)。

本 体サイズは幅177×奥行き273×高さ15.8mmで重量は約765g(予定値)。CPUに「NVIDIA Tegra 2」(1GHz)を採用し、1GBのメインメモリーとストレージ用に16GBのメモリーを搭載。ディスプレーは10.1型(1280×800ドット)で、 周囲の環境に合わせて明るさを自動調整する「アダプティブ ディスプレイ」機能を搭載する。 引用元


敢えてiPad2と比べるのも気がひけるが、iPad2のサイズは奥行き241x 幅185 x 高さ8.8mmなので、細長く倍近く厚い。重さも約160g重いのは東芝伝統の頑強な造りゆえか。ただ画像もキレイだしIOも充実しているしカメラも2つ ある。マシンとしてのスペックは東芝製が上回るポイントもある。そしてiBookを真似たブックストア『ブックプレイス』もある。



ブックストアは日本語の本が中心なので、電子リーダーとしても“ガラパゴス・タブレット”に軍配が上がる。要するに使い勝手はいい。だが正直言って、ぼくは買わない。そのわけは次の東芝社長のひと言に凝縮されている。

「タブレットは単一(での利用)というよりはテレビ・PCとの融合商品」という位置づけ(後略)」 引用元

ようするに東芝のTVやPCなどの製品の“端末”であり“関連商品”であると言う。この意識は、東芝に限らず、タブレット後発製品の宿命を感じた。

【ぼくはリスペクト買い物客だ】
AppleもiPadを単独ではなく、PCとセットでないと動かない。だが東芝のように“関連購買をしてほしい”というメッセージは、ジョブスはひと言も言っていない。ただ「イノベーションだ」と言い、OSもソフト開発もソフト購入もコンピューティングも、全てのスタイルを一新するのがiPadだと言ったのだ。

それに比べて「当社の製品を買うきっかけにする」という東芝は、はなっから付属商品のようなものと言い切っているではないか。東芝に限らず他のタブレットも似ている。だからこそ革新のiPadはずっと最強であり続ける、ぼくはそう思った。

ところが、よくよく思うと違うかも知れない。ふと自分の購買スタイルは「敬意を込める購買」だと気づいた。わかりやすく“リスペクト買い”と言ってもいい。文化を作る商品、思想がこもった商品を買ってきたと思う。私のPC購買履歴を挙げてみよう。

・90年頃 初代ダイナブック
・95年頃 Gatewayデスクトップ
・00年頃 Vaio505
・03年頃 Lets Note B5サイズ
・07年頃 MacBook
・10年  iPad

機能が最強でなくていい。上滑りなところさえあってもいい。ただ革新的であって欲しい。挑戦を讃えて、リスペクト買いする。ぼくはそういう買い物客なのだ。

【iPad2がトップ独走とは限らない】
だがいよいよタブレット本番、それはリスペクト買い=アーリーアダプターではない。吟味買い=マジョリティの段階に入る。機能の比較、パフォーマンスの検証、あれこれできる欲張り機能、価格は根切り。リスペクト買いとは本質的に違う。むしろ東芝はそこをちゃんと読み切って、正しいアプローチで家電融合型タブレットを出して来たと言えるのだ。

つまりiPad2は、他のタブレットに肉薄され追い越される可能性もある。iPhoneがアンドロイドに抜かれたように。新市場が大きくなるのは、参加メーカー全てにとって収益アップであるが、革新性を買う客にとっては、何やら胸騒ぎも覚えるのである。

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