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2011年4月23日 (土)

ありがとう、ギラード首相

ひさびさに大人の政治家を感じた。オーストラリアのギラード首相/Julia Gillard

MINAMISANRIKU, JAPAN - Australian Prime Minister Julia Gillard on Saturday visited the tsunami-devastated town of Minamisanriku, becoming the first foreign leader to travel to Japan's disaster zone.引用元 (オーストラリアのギラード首相は土曜、津波で被災した南三陸町に、日本の災害地域へ最初に訪れる外国首脳として訪問した

最初に訪れた外国首脳」である。同盟国のはずの米国でもなく隣国の韓国でもなく、もちろんロシアでもなく、日本びいきの台湾でもなく(中国を差し置いて来れないが)、豪州なのである。しかも被災地に「自ら行きたい」と申し出た(70数名のオーストラリア都市型捜索救助隊(USAR)、救助犬を派遣している)。

"It is miraculous that anyone survived such devastation. It's been amazing to see the spirit of the people... even in such difficult, difficult circumstances." (こんな状況で生存者がいたことは奇跡ですね。こんな状況で、人びとのスピリッツにも驚かされました。引用元



三陸町の避難所に訪れてコアラとカンガルーのぬいぐるみを配った。どっかの電力会社はもちろん、日本人の政治家にもこんな雰囲気は作れない。この後天皇皇后両陛下を訪れた。天皇陛下はクィーンズランドでの洪水への政府の対応についてギラード首相に訊いたという。日本政府があの大災害にどんな支援をしたか、にわかに不安になった

【オーストラリアの被災者への教育支援】
昨夜の夕食会に先立ち、“doorstopインタビュー”でギラード首相はこう応えた

I intend, here in Japan, to focus on our economic relationship, which is about trade in resources and energy, but about so much more, particularly international education and tourism.(日本との経済関係、特に資源とエネルギーにフォーカスするつもりです。しかしそれだけではなく二国間の教育と旅行にも注力します引用元 



夕食会で首相は被災地の大学生や研究者を対象に、オーストラリア政府が留学費用を全て負担する制度を設けると発表した。何人とか規模は分からないが、とっても良い支援だ。もっと詳しくはこちら。元々ワーキングホリデーなど日豪の交流関係は深い。スピーチは素晴しく、聴講全員がスタンディングオベーションだったそうだ。この夕食会でカーリー・ミノーグが歌うというウワサはコンサートまでお預けとなった。

【将来も原子力は考えられない…豪首相が会見】

来日中のオーストラリアのジュリア・ギラード首相(49)は22日、都内で記者会見し、「現在と同様、将来も原子力は考えられない」と話し、原発を持たないエネルギー政策を堅持する方針を示した。引用元 

同国はウランの産地だが全て輸出。国内発電は火力が大半だが、今後は地熱や太陽光、風力を推進するという。さらにスマートグリッド/スマートシティ計画も推進中だ。こういう発言を読売はちゃんと見出しを付けて報道するが、日経は印刷記事に取りあげても見出しを付けない。業界を気にするばかりの経済新聞とは、もうオサラバだな。

ギラード首相、なぜ外国首脳として最初に、わざわざ津波被害の地に訪れたのか。日本プレスクラブでのアドレスでこう話した。

"One of the things I wanted to do by physically coming to Japan was to say through my physical presence that Australia is with you, with the Japanese people, at this very difficult time," 引用元 

実際にここに来てしたかったことのひとつは、この厳しい時にオーストラリアはあなた達と一緒にいます、もちろん日本の人びとも一緒なのです。そのことを被災地に実際に来て伝えたかったのです。

こういうリーダーが日本にも欲しい。ありがとう、Julia Gillardさん。

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コメント

と言ってもあのシーシェパードとは仲良しだけどね。
シーシェパードは津波を喜んでいる人。

で支援は27日にきたトラック一杯の物資のみ。
来ただけって感じだよ。
反日の民主党にあって会っても意味がない天皇にあって
しょぼい支援を被災者にする。
まったく意味ないね。

唯一意味があるとすればこの狡猾さを見習うべきだ。

投稿: ねこた | 2011年6月 6日 (月) 10時25分

コメントありがとうございます。ほんとにおっしゃる通り、知性、勇気、熱さを兼ね揃える方だと思いました。

投稿: 郷 | 2011年4月29日 (金) 22時58分

ホント感動した、ありがたかった、テレビや日経新聞の取り上げ方は小さかったけど
一国のトップがきて「被災地」に入るなんて・・・すごいよね!また地震がきて、津波の危険もあるのに

来日中に地震も体感して、恐怖も感じたでしょう

ギラード首相、豪国への感謝の気持ちを忘れない

投稿: kazz | 2011年4月28日 (木) 08時42分

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