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2011年4月 8日 (金)

消してみてわかる看板の力

今日は12mの強風が吹いた。そのせいで神田須田町名物、アートマルシェ神田(ぼくの運営するギャラリー)の立て看板が倒れた。元々一本の足を骨折したことがあって、最近ブラブラしてた。そこへこの強風、まるで昨日の守備で腓骨骨折をした、ミネソタ・ツィンズの西岡内野手の足のように、ぽっきり折れた。



もげた足を接着し補強板を張りたい
。だが同じ箇所二度目だ。前回修復は綺麗だけど(下図左)、今回は醜くなりそう(下図右)。

この看板はアート事業utteの開業以来の相棒である。当方の案内パンフだけでなく、クリエイターの個展DMハガキも、他所のギャラリーの案内も配っている。黒板はイベントのたびに書き換える。幾つかリワインドしよう。


昨年の今頃描いた桜餅。結構いい味を出してる(自画自賛)。


スクルージも描いた。


招き猫は好評でした。確かに可愛い顔してやがる。


cherryさんとEriさんのローフード教室(ローズレモン)開催に合わせて、“ブレンダー”を描いた。


でもぼくの中でAll timeの最高傑作は、このお隣柳森神社に鎮座する狸さま。これだけは消さずに残している。

こんなギャラリー看板、たぶん世界を探しても無いと思う。そこは自慢である。まあ大したメッセージは無いけれど。強いて言えば「手描き・手づくり感」を大切にしたいこと。ひとつしか無いものを扱おう、そんな思いから描いている。

さてみなさん。町の中の看板を改めて見よう。どんな看板が目に入ってくるだろうか。

看板はその会社、お店、施設の個性を表す。どうも旨い店は看板も上手い。控えめで味わいがある。不味い店は看板がテキトーである。安いよ!いらっ しゃい!みたいなことばかり書いてある。町の色におかまいなく蛍光色を使って、自分をひたすら目立たせたい店もある。しかもネオンでギラギラまでさせる。 お客や従業員への態度も透けて見えてくるってもんだ。

もちろん看板=アピール。目立たせたいのはわかる。でも、訴えたいことがちゃんとあれば、看板は個性的になる。無ければ何でもないものになる。訴えたいばかりの看板はうるさくて、来てくれれば幸せにしますよ、という看板は見ているだけで落ち着くのも忘れまい。



この震災被害による計画停電で、町はすっかり暗くなった。最初は暗いと思ったけれど、慣れればちょうどいい。目にもやさしい。

「暗くちゃ商売に差し支えるよ」「お客さんがうちの店を見つけてくれない」

そうじゃないのだ。ギラギラさせて引き込んでもホントのお客になってくれない。光が消えても見えなくても、お客さんが来てくれる店づくりをしないと。消してみてわかる看板の力。

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