« コラム「私のリクエスト」と古民家の力 | トップページ | 刑事コロンボ死す »

2011年6月24日 (金)

魔法の電子書籍体験へ?ハリーポッター

2011年6月23日正午、ハリー・ポッターの作者J・K・ローリング/J. K. Rowlingさんがウェブサイト『ポッターモア・ドット・コム(Pottermore.com)』を7月31日に開設すると発表した。当日はハリー・ポッターの誕生日だそうだ。



その日に何が読めるのか?

同サイトには物語の登場人物や舞台などについて新たな解説を掲載する。ローリング氏は、小説の続編を出すつもりはないと改めて強調しながら、サイト利用者がストーリーの重要な要素になると説明、「ポッターモアはあなたの参加によって構成される」と語った。世界中のファンから届く手紙に感銘を受け、「何かお返しをしたい」と思ったという。引用元

準備サイト“Pottermore”には作者の会見の動画がアップされている。そいつを視聴してみよう。

ハリー・ポッターの本が切り絵のように切られて、扉となって「さあ入っておいで」と言うのだ。



ページの文字は生きているかのように様々な形を作り、やがてフクロウになる。この映像だけでそそられる。「新しい物語ではなく、これまでの物語を電子化する」とはいえ、きっとそれはまた違う世界があるのではないか。



彼女が動画の中で話すくだりで重要なのはこのあたり。

An online reading Experience
It's called Pottermore.
It's same story with a few crucial editions.
Most important one is You

ユニークなオンライン読書体験。
それはポッターモアといいます。
これまでと同じ物語ですが、重大な仕掛けがあります。
その鍵を握るのは「あなた」

たぶん読者が物語の中に迷い込んで、あたかも主役になれる仕掛けがあるようなのだ。“imagination” “in part you” “participating”という単語からもそれが察せられる。オンラインショップで販売するのは第1巻『ハリー・ポッターと賢者の石』、 正式には10月1日だが、限定100万人に7月31日に先行販売する。ぼくは登録したぞ。急げ。そして2012年初頭には、第2巻『ハリー・ポッターと秘密の部屋』の販売が開始される。



AmazonでもAppleでも売らない電子書籍。ハリー・ポッター初の電子書籍化を勝ち取ったのはSONYだった。

Pottermore is an online reading experience built around the world of Harry Potter, created for a new digital generation of readers who can share and participate in the stories, showcase their Potter-related creativity and discover new information about the world of Harry Potter from the author herself. 引用元 

ポッターモアはハリー・ポッターの世界を創るオンライン読書体験。それはポッターの創造性あふれる物語世界に参加し、体験を共有する新時代のデジタル世代が体験すること。作者からの新しい情報でそれを発見してください」

ソニーだからロールプレイゲームや、世界の誰かとオンラインで秘密を解く旅に出るとかだろうか。あるいはホグワーツ校指定“電子”教科書ができて、魔術のeスタディもできるのかも。

【私のハリポ体験】
思えばハリー・ポッター、ぼくは最初英語で読もうとした。ぼくは割とペーパーブックを読む読者なのだが、かなり厄介だったことを覚えている。読み切ったかどうか忘れた。なぜかといえば、独特の固有名詞や言い回しが読み切れなかった。

ぼくのように原書は積読になった日本人は多いようだ。でも、朗読のCDはすんなり入れたという人もいる。わかる。ハリーの世界を芝居がかった朗読をしてもらえれば、情景がぐっと想像しやすくなる。耳から魔法にかけてくれるのはいい。

だがポッターモアは“聴覚の魔力”だけじゃない。マルチメディアとゲームとSNSが合体した“電子書籍の魔法体験”が創られるのだ。英語は苦手という人もトライできると思う。

10月の販売をパスして、日本語翻訳まで待とうという人もいるだろうが(当面の言語は英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語版のみ)、がんばって英語に挑戦するものいい。売れない電子書籍が売れるようになってくれればなおいいしね。

ことばのデザイナーの仕事の紹介はこちら(cotoba)
マーケティングコンサルタントの仕事の紹介はこちら(マーケティング・ブレイン
うふふマーケティング最新刊 誠ブログ最新刊

|

« コラム「私のリクエスト」と古民家の力 | トップページ | 刑事コロンボ死す »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 魔法の電子書籍体験へ?ハリーポッター:

« コラム「私のリクエスト」と古民家の力 | トップページ | 刑事コロンボ死す »