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2011年6月17日 (金)

スポーツ振興法に思うこと。

本日2011年6月17日、スポーツ基本法が制定された。

基本法は1961年に制定された「スポーツ振興法」を50年ぶりに全面改正したもの。前文には「スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことはすべての人々の権利」とし、振興法にはなかった権利規定が記された一方、スポーツ立国を目指す「国家戦略」として施策を推進する方針が示された。引用元 

ス ポーツ振興になぜ法律が必要なの?なんて思いますよね。振興法を意識してスポーツをしたり観たりする人はいない。しかも50年も前の法律、五輪はともか く、W杯もJリーグもbjリーグも独立リーグも無い時代だ。変えてしかるべきだが、何が変わって、何が変わるのだろう?石川遼の不振、悪魔の左足のシュー ト、クルム伊達公子の敗退など、毎日スポーツニュースを追うヤジ馬の立場で調べてみた。

【法律骨子】
旧法にはなかったのは権利宣言。

スポーツを通じて幸福で豊かな生活を営むことはすべての人々の権利

権利ということは、スポーツをすることができない人を出してはならない。自治体によって予算や施設や指導に凹凸はあるだろうが、住民や生徒がスポーツができないのは権利侵害ということだ。これは重要だ。後々影響が大きくなっていくだろう。他の主な点は次の通り。

・地域の交流促進、地域の一体感や活力の醸成
・オリンピック招致(旧スポーツ振興法は五輪を睨んで制定された)
・スポーツ団体の運営の透明性の確保
・住民主体の「地域スポーツクラブ」への自治体の助成
・国際大会の招致
・スポーツ庁の設置

2つ重要な点を。まずオリンピックの招致は“国民経済の発展に寄与する”とある。つまり国家予算をあてることができる(これまでは都市開催=自治体予算だった)。

もう一点は団体運営の透明性。比較的ポピュラーなJリーグでさえ運営が赤字のチームがある。倒産は所属する選手にはもちろん、地域経済へのインパクトがある。経営の透明性アップは当然だろう。

【スポーツ振興法への期待】
しかし条文を読んでもさっぱりわからんので、文科省の「スポーツ振興に関する特別委員会」の議事録などから感じたことを含めて、法律施行に期待することを挙げてみよう。

<マルチレベルゆえに戦略思考がいる>
コミュニティースポーツ、地域スポーツ、競技スポーツ、トップレベルのスポーツ、スクールスポーツ…これだけ多層にわたる。「中国のシンクロの人口は128人だが銅メダルを取った」これは国家威信戦略だ。どのレベルにどんな支援をするか、高度な戦略とビジョンが必要である。

<選手という資産価値>
野球独立リーグ、bjリーグ、JリーグでもJ2、JFLなど地域密着スポーツが増加しているが、実は熱意ある一部 の人びとで支えられているに過ぎない。継続され、もっと盛んにするには、やはりスターが欲しい。地域から優れた選手が生まれ、その選手が地域に還元する循 環(選手の保有権の売買など)がないとだめだろう。その経済論理をどこまで法律がカバーできるのか。

<カネと結果の循環が必要>
スポーツ振興は煎じ詰めれば「カネ(予算)と結果(好成績)の循環」である。スター選手が出て来るとブームが起きる。ゴルフの石川遼、テニスの錦織圭、陸上の福島千里。個性も必要だが、結果こそすべて。現実的には予算は種目、レベル、目的に応じて不平等に割り合てるべきだと思う。

<スポーツで社会貢献>
この震災で明らかになったのは、スポーツは勇気づける力になること。世代間、競技間を越えて連携する媒介になること。とりわけ世界共通語のサッカーが果たした役割は大きい。スポーツによる世界の被災地支援の助成などをバックアップしてほしい。

<スポーツの目的もマルチレベル>
スポーツの目的って何だろう。上達のため、競い合うため、健康のため、ダイエットのため、授業のため、収入を得るため…目的がたくさんある。そもそも目的が必要なのか?楽しむためでもいいのではないか。

<欧米は涼しい、日本は暑い>
楽しむという割には日本のスポーツは苦しい。温度も湿度が高い環境で、なんで苦行をしなきゃならないのか。北欧など涼しい国でこそ「楽しく」スポーツができる。日本のスポーツ=苦行というイメージを払拭する必要がある。

<落ちこぼれにも愛を>
スポーツにはスターがいれば落ちこぼれもつきものだ。運動神経が無い子、不器用、オタク…スポーツできない子もできる子も同じ指導でいいのか。オンチ=コンプレックスで歪んだ青春を送る子供にも優しくしてほしい。

最後に。

泳げないぼくは夏の学校を憎んだ。本気でプールを爆破したいと思った。体育の授業日数を指折り数えて「サボる日」と「目をつぶってバタバタする日」を決めた。スポーツは人を伸ばしもするし、歪みもさせるものなのだ。施行者はそのこともわかってほしい。

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