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2011年7月30日 (土)

50才の2つのクルマ:スバルサンバーとルノー4

さすがカーデザイナー盟友林田浩一さんはご存知だった。富士重工の最後の軽自動車となる“スバル サンバーシリーズ 特別仕様車”が発売される。



ラリー選手権で活躍した特別色WRブルー・マイカの『WR BLUE LIMITED』は限定1,000台。林田さん曰く「お祭りみたいなもんだ」。ちょうど50周年のサンバー、スバル技術陣の最後の意地と言ってもいい。トヨタ自動車と資本提携し、軽の自社開発・生産から撤退する。パナソニックに買収され、解体・消滅した三洋電機もそうだが、ユニークが消えるのは寂しい。



RRという特異なレイアウト、4輪独立懸架という独創さで“農道のポルシェ”と言われた。ぼくは1961年発売の初代サンバーが好きだ。何かに似ていると思えば、あのスバル360。デザイナーが同じ方(佐々木達三さん)だったから。ああレストアして走りたい。

日本がユニークなクルマを無くす一方で、フランスでは同じ50周年を迎えたクルマをデザインで復活させようとしている。(次の画像引用元



サンバーと同じ1961年に登場したRenault 4は、1994年に生産中止になるまで800万台以上を生産。そのユニークなスタイル、機能性は“デニムジーンズのよう”と言われて、100カ国以上で愛された。



50周年を記念してルノーとdesignboomが共同で『RENAULT 4 EVER』デザインコンペを開催。そのエントリーのひとつがこのかわいらしいやつ。フェルトの味わいがいいな。



ルノー4のいびつな均整の取れたシルエットが反映されている。



車体のデザインだけでなく、サステイナブルな技術まで考えなさいというコンペなので、電気で走るのはもちろん、ホイール・エンジンとして省スペース、バッテリーは交換方式など先進性を入れている。このまま開発してもらいたものだ。



グランプリの賞品はこのヒストイックカー・レースに出場したルノー4。これも味があるなあ。近年のクルマは合理性が強すぎてデザインがつまらん。造形美もなければ道具美も感じない。特にスバルというユニークな会社が、合理のカタマリしか作らなくなるとすれば、事業とは何のためにやる活動なのだろう?と疑問がわく。

人も道具も50才にもなれば、被ってきた世間体が窮屈になる。もう自分の素を出すしかないのだ。ナチュラルになろうぜ、ナチュラルに。

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