エイミー・ワインハウス goes back to…
コントラルト(低音)ヴォイスが刺さる。ブルージィな想念がうねる。才能が溢れていた。
Mark Ronson, who produced Winehouse's album Back to Black and shared a Record of the Year Grammy with her in 2008, tweeted that "she was my musical soulmate & like a sister to me. this is one of the saddest days of my life." 引用元
アルバム『Back to Black』をプロデュースして、2008年のグラミー賞を分かち合ったMark Ronsonさんはこうツィートした。「彼女は音楽の相棒、妹みたいなものだった。生涯で一番一番哀しい日だ」
シンガーソングライターのエイミー・ワインハウスさん/Amy Jade Winehouseさ んが亡くなった。享年27才は、ジム・モリソン/Jim Morrison、ジミ・ヘンドリクス/Jimi Hendrix、カート・コバイン/Kurt Cobain、そしてジャニス・ジョプリン/Janis Joplin が亡くなった年と符号する。いずれも自殺や自殺的だった。酒と薬と才能から、彼女も逃げ切れなくなったのだろうか。
今朝から時間を見つけてはyoutubeを彼女に合わせている。これからもっと聴くだろう。なぜならもう歌ってくれないからだ。
They tried to make me go to rehab but I said 'no, no, no'
Yes I've been black but when I come back you'll know know know
I ain't got the time and if my daddy thinks I'm fine
He's tried to make me go to rehab but I won't go go go
(Songwriting: Amy Jade Winehouse)
『rehab』の'no, no, no'のワード&リズムは耳にこびりついている。'know'と’go’を合わせる歌詞とリズムに引き込まれ、退廃とエスプリが絡み合う太い声に圧倒される。聴き惚れて見とれてしまう。“リハビリなんて行かないわ。死んじまうから”と歌うエイミー。施設に入るときウォッカを抱えて入った逸話も痛い。公式動画はこちら。
I cheated myself,
Like I knew I would,
I told you I was trouble,
You know that I'm no good,
(Songwriting: Amy Jade Winehouse)
『You know I'm no good』は技巧と即興の入り交じる表現力が凄い。舌の置き方が独特で、そのために幼さも感じる歌いがエイミーの世界。酒に溺れる姿も、今となっては象徴的。「自分を騙してるの知ってるわ、どうしようもないの…」 公式動画。
彼女は人生を歌に捧げて死んだ。やり遂げたのだろうか?わからないけれど、ステージを一度台無しにしたくらいで(2011年のヨーロッパツアー初日、セルビア ベオグラード)、あれほどバッシングしなくてもよかった。才能は才能に追われるのだ。それが大きければ大きいほど、その衝撃も大きい。
彼女の魅力をひとことで言えば、Moving 突き動かされる。それがエイミー・ワインハウスの歌だ。『Back to Black』の動画では花を捧げる彼女だが、死んじまった彼女に、花を添えよう。最後にBack to Blackのライブを。RIP。
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