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2011年7月20日 (水)

問題は言い換えると答えが見つかる

ライフハッカーに言葉に関するコラムを見つけた。「抱えている問題を別の言葉で言い換えるクリエイティブな解決方法とは」これがなかなかおもしろい。

どんな言葉を選ぶかは、ものの見方に影響してきます。何か問題や挑戦しなければならないことが起こった時、言葉の選び方一つで、その問題のある一面しか見られなくなることもあります。引用元 

だからこそ別の言葉で言い換えれば、違う局面が見える。ハマる解決策が見出せる。そういう主張。この記事の元記事は『Psychology Today』のMichael Michalkoさんのコラムである。こうある。

Consider the following problem: Water lilies double in area every twenty-four hours. On the first day of summer, there is one water lily on the lake. Sixty days later, the lake is completely covered with water lilies. On which day is the lake half covered? 引用元

次の問題を考えてください。スイレンはこのエリアでは24時間ごとに倍になる。夏の最初の日、湖にはひとつのスイレンがある。60日後、湖は完全にスイレンで覆われる。では湖の半分がスイレンで覆われるのは何日目?

わかりますか?Michaelさんは解説してくれます。たいていの人は、「倍」「24時間」「ひとつ」「60日」から、60(日)÷ 2(倍)で30日目と答えるが、それは間違い。最後の日の一日前なのだ。問題にある数字が間違った答えを引き出すという事例である。

重要なのは「言葉を変えていろんな方向から見る」。

英語では「REPHRASE THE PROBLEM IN YOUR OWN WORDS.」覚えておこう。

ノー ベル賞物理学者のファインマン先生は、子供の教科書を見た。そこには機械仕掛けで動く犬と、生きた犬と、モーターサイクルの絵があった。そしてそれぞれに 質問が付いていた。「なにが動かすと思う?」どれも答えは「エネルギーがうごかします」だった。ファインマン先生は違う!と激怒した。

機械は「動力源が動かす」ナマの犬は「神が動かした」とか言い換えろ、そうじゃないと問題は捉えられない、創造性は広がらないと言ったのだ。確かにそうだ。

Michalko さんはトヨタの事例も書いてある。トヨタ本社は従業員に「もっと生産効率を上げるためのアイデアを出しなさい」と言った。そこで従業員は質問を「どうした ら仕事を楽にできるか?」と言い換えたところ、アイデアがたくさん出た。多少眉唾だが、まあいいでしょう。言い換えることはたいせつだ。

売上を増やしたい」をこう言い換えてみようとMichalkoさんは書く。

In what ways might I attract sales?
顧客を惹き付けるにはどうしたらいいか
→対策例:顧客種類別に異なるクーポンを配る

In what ways might I develop sales?
売上を新たに創るにはどうしたらいいか
→違うエリアで売る、違う売り方をする、デザインを変える

In what ways might I extend sales?
売上を(例=来期まで)引き延ばすにはどうしたらいいか?
→商品ラインを拡張する、同じ商品を違う客に売る

In what ways might I repeat sales?
売上をリピート客から上げるためにどうするか
→3つ買うとひとつ分ゲットできるクーポンを配る

In what ways might I keep sales?
売上を維持するためにどうするか?
→下手な営業活動は自粛する

考えてみれば日本人は言葉を言い換える名人。類語を探せば道が開けるときもある。

便所=「ご不浄」「お手洗い」「レストルーム」「化粧室」
死亡=「亡くなる」「かくれる」「身まかる」「逝去」「昇天」「お召し」
強姦=「暴行」「いたずら」「強要」「乱暴」「変態」

問題解決の大半は問題のとらえ方である。自分は問題のとらえ方が甘い。後になって誤解していたと気くことが多い。耳に入っているのと、心がうなづくのは違うのだ。言葉は噛み砕き、言い換え、自分の心の壁に何度も書こう。

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