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2011年8月24日 (水)

ズームマップを持ってロンドンへ行こう!

今日は『map2:LONDON』がテーマ。



cotobaのブログの右下にある四角いアイコン、何だろう?と気づいた人が何人いるだろうか。これはロンドンの英文地図。販売を今秋から始める予定のもの。昨年の春頃、ある英語サイトで“折り紙ロンドンマップ”を見つけて「おもしろい!」とさっそく1部購入して、制作者のデザイナーAnne Staucheさんに電子メールでインタビューを申込んだ。その地図のエッセイは『プリバリイン』の連載マーケティング価値校で発表した。1年以上前のことだ。

「わたしはある日、紙の地図を眺めていたんです。あるエリアだけ見たいのに、なぜ地図全体を開くの? そのエリアだけをどうして詳しく見られないのかしら? 開いた地図はどうして折りたたむのが難しいの? と疑問がいろいろと浮かんで」。 引用元=プリバリイン 2010年

大きな地図は開いて見るのがたいへん。迷って街角で立ったまま、大きな地図は広げるのはなんだし、小さく畳んで見ると、山折りと谷折りが逆になって、気持ちよく畳めなくなったりする。そこでAnneさんは開いて畳める“ズームマップ”を閃いた。

試作品を作ると町角で地図を見る人々に見せた。一様に「これいいわ!」と言われて製品化を思い立った。折り方の特許申請、デザイン、パッケージング、印刷入稿、店頭陳列までひとりでやりぬいた。2010年から販売を開始すると話題を呼んだ。



実際手に取ると、コンパクトで扱いやすいし、折ったり畳んでが迷わずできる。ロンドンの中心部を4分割して、真ん中から外につまむと、そのエリアをズーム するように詳細図が現れる。テームズ川はロンドンを分割するように流れている。いわゆるダウニング街10番地はここか。名探偵を排出したスコットランド ヤードはウエストミンスターか。なんて地図上の妄想も閉じたり開いたりする。

このマップが気になって、日本で売らせてほしいとお願いした。ロンドンだし英文だから、需要は限られている。でもこんなユニークな地図はないから扱いたいと。それから半年以上経っただろうか。「本当に売る気ある?」みたいな連絡が来て、そこからさらに半年経って、日本語のウエブサイトまで用意してもらった。



そしてもうすぐロンドン五輪。しかも円高ポンド安。英国へ行こうぜ!サッカーも陸上も柔道もシンクロもビーチサッカーも楽しい。五輪開催を祝うコンサートでは、ローリング・ストーンズがメインアクトと言われるし。死んでも行きたい。さあズームマップを持ってロンドンへ行こう!

と言ってもロンドンだけでは商売は小さい。この秋まずロンドンの地図をリニューアル(小型化)し再発売、次いでベルリン、ニューヨーク、パリを順次出す予定。もちろんTOKYOも作る予定がある。

【男地図と女地図】
さてエッセイに「男の地図と女の地図は違う」と書いた。男は目的地に行くために合理性を尊ぶ。だからその脳内地図は「通り」でできている。それはまるで建築の鉄骨のような構成で、距離感覚はかなり精密だ。だが目的地以外の町情報はインプットされない。なぜならそれは邪魔だからだ。

一方女の脳内地図は「お店」で構成されている。そこは美味しいとか不味い、楽しいとかおもしろいという情報がインプットされ、☆の数で地図が作られている。女の距離感覚があいまいだが、町の評価は具体的だ。

だからカップル旅行は旅先でケンカになる。男は「この道だ、行こう」とまっすぐ、女は「あの店おもしろそう、寄ろう」とあちこち。そんなときはズームマップをパタパタしよう。寄り道もまっすぐもどちらもわかりやすい。パタパタやっている間に心も落ち着くのだ

map2:LONDON 新バージョン 2011年秋発売予定

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