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2011年8月12日 (金)

ヤクルトスワローズ小川監督

2011年の日本プロ野球、8月11日現在、各チーム85〜89試合を消化した。およそ60試合を残した時点で、セ・リーグのトップはヤクルトスワローズ。まだ優勝を云々するのは早い。それに首位といっても勝率.568、2位とは5ゲーム差と断トツではない。他の4チームも勝率5割すれすれで、低いレベル争いなのだ。ちなみにパ・リーグは日ハムとソフトバンクの2強(勝率6割5分前後)に絞られた。


引用元=日刊スポーツ

セ・リーグのこの展開に、野球評論家たちはワケを探さなければならなくなった。注目は打線ではない(リーグ2位だが3割打者はひとりきり)、ピッチャーでもない(規定投球を満たす投手はたった2名で合計14勝、ダルビッシュはひとりで14勝)。では何か?それは「監督」である。



小川淳司、2010年に前監督が不振でクビになり監督代行に就任。その後59勝36敗3分、勝率.621という快進撃。今年もその勢いが続く。小川監督の何がいいのか?

野球評論家の権藤博氏は、外国人選手の粘っこい起用法(打てても打てなくても変わらない)に注目する。

所 詮やるのは選手、監督が気張ってどうなるものでもない……。私も監督を務めていたときにはそんな気分でやっていた。そのくらいの気楽な構えでやっていると きの方が、監督としても頭脳の自由が利くようだ。小川監督のそんな脱力感が外国人に余計なプレッシャーをかけず、実力以上のものを引き出す要因となってい るのかもしれない。引用元=日経web

権藤氏は小川監督の「代行上がりの脱力感」がいいという。星野監督、野村監督など“スター監督”は采配が注目され肩に力も入る。だが野球は選手がプレーするもの。監督の采配で勝つのは年数試合しかないという。それなら選手をやる気にさせる方がいい。スポーツライターの二宮清順氏も、昨年青木選手を3番から1番に戻した小川監督の“やる気盛り上げ”手腕を評価する。

日経の島田編集委員は小川監督を「考えに考える監督」と評する(参考=日経新聞)。

中日ドラゴンズと1-1で迎えた9回、切り札の林投手が先制の2塁打を打たれた。次打者は3番打者、落合野監督は敢えてバントの上手い打者を代打へ出し、1死 3塁をねらった。小川監督はそれを阻むため、あえて「敬遠」を命じた。それで無死1、2塁。一発でれば逆転負け。それをあえて塁を埋め、フォースプレイを 狙った。定石ではない。

さらにスリリングだったのは次の4番打者の駆け引きだ。定石ではバントして2、3塁に進める。だが小川監督は「それはないだろう」と考えた。4番打者には打たせると。読み通り落合監督は構えだけさせてがバントさせなかった。結果は内野への併殺打、ゲッツーで2死。最終的に無失点に抑えた。小川監督の読み勝ちだった。

有名監督がアゴをさすり怒鳴りぼやく間に、小川監督は監督がやるべきことをやる。それは「選手を見る」「勝機をたぐりよせる」。権藤氏はもうひとつ挙げる。「選手と深くわかりあう」。

権藤氏は監督時代に自身が経験したことを引き合いに出す。ある試合、1点リードで迎えた8回表の守り。無死で走者が3塁へ。どう守るか。定石なら1点を守るため前進守備・バックホーム態勢だ。お前ならどうする?と外人選手のローズに怪しい英語で訊いた。

「エイス(eighth) イニング ワン ポイント アヘッド。インフィールド バック?」(8回、1点リード、内野は前進守備か?そのままか?)引用元=日経web

ローズ選手は「そのままでいい」と答えた。権藤監督も同じことを思っていた。なぜなら1、2点なら取り返せるチームだったからだ。この短い会話に現れているのは、野球を深く洞察する姿勢、それを共有できる精神レベル。野球を選手と楽しめる監督なら、チーム状態はよくなる。

こう書いてきて、一昨日のサッカー韓日戦のザック・ジャパンの快勝を思いだした。切れ目なく高速でつながるパス、それぞれが献身する姿勢。どうやら監督と選手が楽しんでサッカーをしている。だからこそあの快勝だったのではないか。

ちょっと心配なのが、斎藤佑樹投手。プロの“親切な”コーチによって「足はこう上げて重心をこう下げて」とコチコチの技術論で翻弄されていないだろうか。彼ほどクレバーなピッチャーに、コチコチは要らない。“野球を一緒に洞察するコーチ”がいればいいと思うのだが…。

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コメント


3割打者は、リーグでも
2~3人。
ダルビッシュと館山の
防御率は たいした差じゃない。
セリーグの中では
投手力は全体的にいい方です。先発人は怪我人などで
去年よりは苦しんでいますが・・
小川監督の手腕を評価するあまり 選手を極端に書くのはどうなんでしょう

投稿: 名無し | 2011年9月15日 (木) 11時55分

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