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2011年10月 8日 (土)

3Dプリンタ、3つのびっくり。

最初のびっくりはアート。次のびっくりはプライスダウン。3つめはぎょっとするほどのリアリズムである。さてそれは何でしょう?

As 3-D printing in various media and materials becomes more ubiquitous, we’re starting to see some things emerging that directly challenge some norms and understandings of what craftsmanship and engineering are and can/will be. 引用元=popular science

さまざまな素材に3Dプリンタで応用や挑戦ができるようになった。職人技とか開発でできること、できるだろうことが変わりつつある

ドイツ企業EOSが開発した“3Dプリンタ”のストラディバリウスは、見事な音まで奏でることができる。「3Dプリンタなんて立体模型でしょ」と思っていたが、3次元造形の可能性はでっかくなった。このバイオリンの素材はよくわからないが、一般的にはアクリル系硬化樹脂、ABS樹脂、石膏パウダーなどを固めるようだ。ぜひ音を聴いてみよう。

次にびっくりしたのがプライス。『Origo 3D printer for kids』は名前の通り子供向けだけど、子供がiPadなどタブレットに描いた絵を、チン!みたいに立体モデルにしてくれる。その価格が800ドル(円高なので65,000円)なのである。



日本のメーカー、ローランドdgも低価格セットを発売(11月9日予定)、製作用途は携帯ストラップのチャームやアクセサリー、フィギュアなど。価格がすごい。従来の半額以下の7万8,750円。

こんだけ安ければ3D立体造形モデル市場がいよいよ開花する。もっと精密なものがもっと低価格で製作できるだろう。ところがさらにびっくりがある。“人の顔を超リアルに立体複製”するリアリズム。

大津市のREAL-fがオーダーメイドで受注製作する“ザ・リアルフェイス”。依頼者の顔を撮影、画像処理で立体データにする。それを本人の顔の型取り、もしくは3Dプリンタで作ったモデルにインクジェットプリンタで転写、張り付ける。毛穴もホクロも目の毛細血管もリアルに。ちとキモチ悪い。価格はフェイスが30万円、ヘッドが45万円。

前に盟友林田浩一さんに前に訊いたが、3Dプリンタ=試作モデルではなく“完成品”の時代が来るという。確かに大量生産品はとっくに飽きられ、「自分だけのモノ」を欲しがる需要が増えている。もうひとつは「自分で作りたい」人びとの増加。それは既製品をアレンジしたいニーズでもある。

ところが樹脂成型にせよ印刷にせよ、大量にできてしまう。職人は工賃が高くて発注できない。ジレンマ、需給のギャップあり。大量と少量の中間、既製品と一品モノの中間は狙い目なのだ。楽器でも食器でもノートでもiPhoneカバーでも額縁でも、3Dオンデマンド製作はじわじわ増えていく。大きな商売はムリでも個人商売にはなる。そう変わると踏んで、ぼくもあることにチャレンジ中。いずれご紹介できるようにがんばります。

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