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2011年10月30日 (日)

F1の話題は「女性とインド」

開始約5分、コースに犬が侵入したため、セッションは赤旗中断に。開始約10分の時点でセッションが再開になったが、その後は多くのドライバーがガレージにとどまった。コースへ出るドライバーもいるものの、どのドライバーもタイム計測を行わずにガレージへ戻っている。引用元=TN

2011 年のF1(フォーミュラ1)第17戦は、史上初のインド、ニューデリー郊外での開催。道にはゴミが溢れ、クルマはクラクションを鳴らし、サーキットには犬 が闖入する(笑)。そんなのありかと思ったけれど、なんといっても初めてだし、インドだし許したい。ぼくはF1も新しい時代に入ったと感じた。

それは女性の躍進である。

"From the physical side of it, I don't see why a woman cannot be in Formula 1," she said. (身体能力の点では、女性がF1に参戦できない理由は見当たりません)引用元=CNN

こう語るのはMonisha Kaltenborn。Sauber F1 Team/ザウバーの CEOである。インド生まれ、オーストリア育ちの彼女は法律を勉強し、2001年にザウバーチームのマネジメントに参画、2010年にCEOになった。イ ンド初開催は感じるものがあるのじゃないだろうか。ちなみにザウバーのドライバーのひとりは小林可夢偉。インドグランプリでは初日10番手、二日目12番 手である。

女性が参戦できない理由はない」という意味は、レースの世界は昔から、女が男にかしずく世界(言葉が不適切かもしれないが)。男が男として身体を張り命を賭け、女が女として強い男を礼賛する世界である。命を縮めた男たちが表彰台に立ち、シャンパンを掛け合い、美女が祝福する。それが当たり前だった。だが今、女性のF1ドライバーが生まれようとしている。



スペイン出身のデ・ビロタは8月、ポール・リカール・サーキットで2009年型のルノーF1をテスト。また、今月に行われたフォーミュラ・ルノー3.5の最終戦カタルーニャで再びルノーF1に乗り、デモ走行をしている。引用元=topnews.jp

元F1ドライバー、エミリオ・デ・ヴィロタの娘、マリア・デ・ビロタ/Maria de Villota31才が、F1チームとの来季契約間近と言われる。実績はある。技術もフィジカルも問題ない。あるとすれば男の世界の“見えない壁”だろう。

ド ライバーの女性を祝福するのはレースクィーンじゃなくてレースボーイへなんてまっぴらだけど(笑)、美しく強く走るF1ドライバーは待望だ。そのF1チー ムCEOが女性なら尚すごい。男がガンガン油臭く走るより、ほのかな香水の匂いをひらりとさせてゆく。表彰台でシャンパンを掛け合うのもいいけれど、旨い シャンパンをちゃんと飲んでもいいじゃないか。

そろそろF1も変わらないとまずいと言われる。開催国は赤字続き(中国、インド)、チームも 費用面の負担と環境車対応で撤退が相次ぐ(トヨタ、HONDA、ブリヂストン)。ルノーさえも撤退する。日本でF1ブームが去った後も続けていた HONDAは、運営に1年で200億円以上をかけてちた。だがスポンサー収入はわずか10億円だったという(撤退する2007年ごろ)。

F1というトップレースを維持するためには、インドのようなこれから成長する国への開催地域の拡大、顧客層の変化、そしてスポンサー収入の多様化が必要だ。そこでは女性という切り札がある。



インドグランプリ、その意味で新しいステップである。コースは土ぼこりと言われるが、それもまたF1のおもしろさ。今日のレース結果を注目しよう。

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