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2011年10月 1日 (土)

拡張オモチャの時代へ。

レゴはブロックづくりの本質を踏み外さずに電子化している。その答えはジョージに訊いてみよう。

こ のゲームでは144のピースとドット模様のついた台紙1枚を使う。やり方は簡単だ。Georgeが旅先で見つけた物の絵を見せるので、プレーヤーはレゴの ブロックを使ってそれを再現する。箱の中を探して必要なピースを取り出し、出来上がったらプレイマットの上に置いて写真を撮る。引用元=techcrunch

ゲームは説明書を読むよりまずやってみることだ。動画で拡張現実体験をしよう。

Life of George』は普通のレゴがiOSアプリと連動するゲーム。iPhone4にアプリをダウンロードして作動させる。Georgeがこれを作れるか?という問いかけをしてくる。できるだけ速くレゴを作って、それをカメラで取ると結果が蓄積されるってわけだ。ステップがあるのでブロックはどんどん難しくなる。

オンラインゲームやPSPと何が違うか、それはリアルと連動していること。ブロックという手に取れるものとアプリの合体。いわば“拡張オモチャ”なのである。アプリは当然バージョンアップが可能、リアルのブロックも買い足すことも可能。ゲームをずっと飽きさせずにさせることもできる。これはすごい。

元々レゴは“拡張現実(AR)”とレゴの統合に熱心だった。『LEGO Manual With ARToolKit』はレゴのインストラクション。「ここだよ」とブロックを置く場所を次々に示す(動画はこちら)。



『Animated Lego Digital Box at Downtown Disney Orlando』はオモチャ売場でレゴの箱を画面にかざすと中身ができあがったモデルをアニメーションでしらせてくれる(動画はこちら)。



こうした開発や実験を経て、iPhoneアプリと連動させるゲームへ進化した。アプリとリアルを連動させるとどんなオモチャができるんだろう?

・拡張プラレール:運行体験やダイヤ構築、脱線体験もできそうだ。
・拡張モノポリー:Googleストリートビューと連動、リアルの建物を売買
・拡張野球盤:リアルの投手や打者データを対戦を盤上で実現する。
・拡張魚雷船ゲーム:想像できないが魚雷船ゲームは傑作だった。

すごい時代になったもんだ、と年寄りじみたことをつい言ってしまうけど、ぼくはレゴでこんなクルマを作る方が好きだな。



室内もこんな風に作れるらしい。



拡張現実のオモチャもいいけれど、ひとつだけ心配がある。それで子供たちの創造性が拡張するだろうか?

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