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2011年10月22日 (土)

3つの夢のカメラ

カメラが再発明されそうだ。まず撮った後に「どこでも焦点が合わせられるぴんぼけ撲滅の夢のカメラ」。

撮影後に焦点を変更できるカメラ」の『Lytro』が発売された。機構が独創的だ。撮影場所の光をすべてセンサーで取り込む。それを独自の形式で保存し、コンピュータ上でいかようにも加工ができる。手前にも奥にも焦点をズラせる。Lytroのサイトで試してみてびっくりした


マウスを置いてクリックすると焦点がどこでも変わる。 ドラえもんみたい。cherryさん、これでぼくのピンぼけ技術ともオサラバだよ!(笑)一枚2200万画素の画像を8GBモデル(400ドル=3万円) で350枚、16GBモデル(500ドル=4万円)で750枚の写真を保存。扱うのはPC上のみだが、メモリーたっぷりの高性能なマシンの方がよさそう。 超欲しい。

投げてパノラマで写すカメラ」“Throwable Panoramic Ball Camera”もすごい。


ボールを空中に投げる。一番高いところに到達する。その瞬間360度を撮影する。すべてが写る。Technical University of Berlinの卒業生Jonas Pfeilさんが考案したカメラ、2メガのカメラ36個(携帯電話のモジュール)を搭載して、空中からくまなく風景を撮影。「見てみたかった」ものですよ ね。

きっとボールを空中に投げる遊びから発想したんだろう。ところが上には上がいる。気球用バルーンでiPhoneを3万メートルの上空まで飛ばせて、成層圏からの撮影に成功した親子がいる。


画像引用元=らばQ

この発想、実行力がすごい。iPhoneを乗せた気球はどんどん上昇し、3万メートルからパチリ。パラシュートで落したカメラの回収は、iPhoneの持つGPS機能で、落下地点(48km北に墜ちた)へ。

航空法の関係でどこでもできないそうだが、カメラを上空に飛ばすという発想は商品化できそうだ。

焦点自在のカメラ、ボール投げカメラ、成層圏カメラ、みんな「どう写したいか」からの発想がある。だが日本のカメラ会社は「どう写すか」の単焦点で、写実主義のカメラばかりだ。いや経営がピンぼけのメーカーさえある。これではもはや、ねえ…。

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