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2011年10月 3日 (月)

浮遊したい。

われわれは浮遊するものに惹かれる。空飛ぶジュウタンや孫悟空のきんとん、マーティのスケボー、そしてあの麻原彰晃。タネも仕掛けもあるが、浮くランプが遂に販売される。

The Light Light series creates an incredible visual conversation piece. It is like an optical illusion, yet one that is kind to the eyes and easy on the mind. Once you know how it works, it is still fascinating to behold. It is timeless, classical and, at the same time, contemporary. 引用元=core77

「The Light Light シリーズは驚愕のビジュアル美学ネタである。それは光学イリュージョンに似て目にも心にもやさしい。その機構がどういうものか知った後も、浮遊する姿に魅惑される。時間泥棒で古風で同時に現代的だ」



実際浮いている。こちらの20秒の動画で見てほしい。ライトの傘にあたるようなトップを置く。それは台座に落ちることなく、揺ら揺らと空中に浮いている。ライトはLEDである。



デザイナーのAngela Jansenさんがデザインし、2007年に試作品を公開した。製品化にあたりエンジニアのGer Jansenさんが協力したという。2種類のランプがあり、どちらも980ユーロ(約10万円、ありがとう円高)で販売が開始された。

内部パーツも公開されている。もちろん魔法でもトリックでもない。ひとことでいえば「Magnetic levitation」すなわち“磁気浮上”。磁力よって物体を空中浮揚させる方法であり、マグレブと もいう。浮かすことはそれほどむつかしくないが、安定させて浮かせるのはむつかしいとされる。磁石を回転させる、誘導電流を流す、交流地場を発生させるな どの方法があるが、The Light Lightでは動力的な機構は見えないので、何らかの磁力制御機構があるのだろう。

節電の折り電力消費が大きいのはNGだから、電力ゼロで浮上する魔法だったらもっとよかった。さて、浮く商品で著名なものは“地球儀”である。まさに磁力で浮いている大地にふさわしい。



こちらにさまざまなマグレブ地球儀が販売中。もちろんあの上海のリニアも“マグレブ”である。磁浮票とはわかりやすい。



それにしても我々は浮くことが好きだ。スキューバダイビング、スカイダイビング、バンジージャンプ、人力飛行機に宇宙旅行…など“カラダ・ウキウキ”。歯が浮くお世辞や浮いた噂、浮き足立つのは“ココロ・ウキウキ”。幽体離脱は“ヒトダマ・ウキウキ”。人は浮くことにけっこうお金や時間をつかう。ストレスがあるときは(今のぼくだ)浮いてみたい。“浮き世ばなれ”してみたいのだ。

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