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2011年11月26日 (土)

シュールな皮鞄たち

昨日のこと。「ちょっとコンビニに」と出かけたcherryさんがいつになっても帰らない。コンビニでしょ?5分もたてば帰るのに、10分待っても 20分待っても来ない。ぼくはギャラリー巡りをしようと思っていて、ぷんぷんしてたら、40分後に帰ってきたら、大きな荷物を持っていた。何だそれ?

「すみません、ファミリーバザールにつかまっちゃって」

皮を買って来た。なぜかといえば、新しく買ったデジカメのために、ケースやストラップなど自作する夢に取り憑かれた。勝手にしやがれって。皮工作は楽しいけどさ(昔やってた)。ぼくは出かけるのが遅くなって、ぴゅーっと自転車でギャラリー巡りをした。待たされたお返しに、cherryさんには絶対作れんのを紹介しましょう。

何だこれ?英国の若き鞄デザイナーSarah Jane Williamsさん歪んだ真実的なラゲージコレクションのひとつ。どうして90度に曲がってるの?使いやすいから?う〜ん、持ちにくそうだけど…。もうひとつ、サドル型の紅いバッグはお洒落。



どちらも印象的な造形。なぜ彼女はこんな形のバゲージを造るのか?

I was always obsessed with building boxes, containers and little bags. But during my masters course we were asked to produce a fashion artifact that was based on Salvador Dali’s work. I thought luggage would be an interesting form to play with surreally .引用元=Fader

「箱やコンテナ、小さなバッグに取り憑かれています。修士コースでファッションの加工品を作る課題を与えられました。それはサルバドール・ダリの絵画をベースにするものです。私はシュールな造形のラゲージを作るのはおもしろいと思いました」

最初につくったのはブリーフケースでたぶんこれだろう。その着想は“ダリの時計”の絵からだという。有名なこの絵からだろうか。



このケースが使いやすいかどうかはともかく、まっすぐかっちりのブリーフケースに一石を投じてる。いやヒネりを入れている。スティーブ・ジョブズの“現実歪曲空間”みたいで楽しいじゃない。これは買いですよ。気に入った。連絡すればたぶん作ってくれるのじゃないだろうか。

このテトリスみたいなバッグもおもしろい。



彼女はインタビューの中で「私の考えるクラフトマンシップは“metamorphosis”です」と語っている。メタモーフィスとは変態とか変容とか、動物や植物がかたちを一夜のもとで変えることだ。フランツ・カフカの『変身』のごとく、なのですね。

モノ容れなんだから機能や目的に従わなくてもいいとは言わない。でもあまりにも従い過ぎるとつまらない。パソコンバッグやカメラバッグ、みんな入れるモノの形に従い過ぎているし、機能ばかり考えていて、結果似たり寄ったり。

ハメを外さないとオリジナリティは生まれないのだ。ダリやマグリットに着想を借りて、歪曲された陶器や家具、半魚人の抱き枕を作ってもいいと思う。それの方がモノも人生も楽しくなる。

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