チン!の代わりに音楽を電子レンジに。
こんなにやかましいプロダクトが20万台(累計)も売れるなんて信じられない。ガリガリ、ゴォゴォ、ガァガァ…と間欠的にやってくる音響。大邸宅ならいざしらず、狭小の兎マンションではちょっとムリ。ぼくはGOPANのせいで眠れなかった。
そうそう、ぼくは家電の電子音も大嫌い。洗濯機もお風呂もポットもなぜ「ピーっ」と音を出したがるのか?同じ疑問をもった人が南米にもいた。これにはぴゅーっと口笛を吹いちまった。
Or if not en entirely new product, then at least to the addition of one cool feature to the same old product. The BGH Quick Chef features a USB port that allows you to upload any song you like. 引用元=ohgizmo
完全に新製品じゃないにせよ、そこにクールな特徴を備えさせた。電子レンジ『BGH Quick Chef』はUSBポートを備えて、チンの替わりにお好きな音で出来上がりをお知らせしてくれる。
まあ動画を観てください。
「チン!」の音でイラっとくるぼくのような人にぴったり。しかもいつも同じ曲を聞くのもイラっとするので、USBポートで曲の入れ替えもワンタッチ。100台試作して売り出すと1週間で売りきった。それを開発した経緯もくだらなくておもしろい。
家電メーカー:今年の販促策を考えてくれ
広告会社:新しい特徴は?
家電メーカー:無いんだ。それでも販促するのが君らの仕事だ。
広告会社:じゃあ考えますか。
広告会社Saatchi & Saatchi(アルゼンチン)にこんな依頼をしたのが、ブラジルの家電メーカーのBGH社。同社の家電部門はテレビ、DVD、ホームシアター、MP3&MP4プレーヤーなどを製造販売。1913年に設立されて上場もする老舗の大手らしいのだが、こんな軽いノリはやりますねえ。しかもこの会社はもっとおかしなキャンペーン『BGH Air Conditioner big Nose』を展開していた。鼻がでかいと10%割引だとか(笑)。
やるなあ。チン!ミュージックもそうだけど、発想がどこかすっ飛んでる。日本のメーカーや広告会社にはねえ…。日本人は発想が画一的すぎるし、発想があってもお堅いクライアントを崩せないだろうし。
GOPANも振動音を打ち消す“爆音オペラ”をかければいいのに。もっと迷惑か(笑)。
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