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2011年12月 3日 (土)

柏レイソルに“グッドプレイヤー達のサッカー”を観た。

ひょんなことから久々に埼玉スタジアムでJリーグ観戦をした。浦和レッズvs.柏レイソル。レッズは何とかJ2降格を免れ、レイソルは優勝をかけた最終戦。大音響かつ裸体のレッズサポーター、いつものように最初は威勢良かったけれど…。



レッズベンチのすぐ上という良い席
に座った。さて試合開始。

前半から押してきたのはレイソルだ。とりわけ左サイドのMFワグネルが速くて強い。レッズの守備は何度も振り切られ、こりゃダメだ…と思っていたら、ああ!28分にシュート。静まるサポーターに呆然のレッズ選手たち。まだ足が付いてこない。一方的な攻めが続き、37分にもMF橋本がシュート。2-0、これで試合は決した。

レッズサポーターからは大ブーイングが始まった。「うるせー黙れ!」と叫ぼうとしたが、フクロにされるので自重した。ブーイングの後は「一樹!一樹!…」とコールするのだ。一樹って誰だよ?ちなみにスタメンは次の画像。



後半から一樹こと、レッズFW原一樹選手が出て来たが、プレーを観てぼくは「?」。ようやくMF原口元気に元気が出て来た。彼がサイドから斬り込むとチャンスが増える。なんだよ、なぜ前半からできない?彼の勢いを得て1点返したけれど、レイソルが追加点を決めてお仕舞い。



優勝授与のレイソルと、ほぼ最下位で立ち去るレッズサポーター
。勝者と敗者と。さて、ぼくなりに今季の両チームを総括してみよう。

まず浦和レッズだが、厳しい言い方だが「華のある選手がいない」。見たくなる選手がまったくいない。シーズンを通して負け続けたのは、選手を獲得できず若手も育成し損ねたフロントの責任が大きい。結果はアジアチャンピオンズリーグを逃し、クラブワールド杯も逃し、収入機会を逃し、2期連続の赤字は必死。社長はクビは仕方ない。

柏レイソルはネルシーニョ監督の手腕が大きい。J2優勝、J1優勝は画期的。大した選手がいないと言われるが、違う。パスはつながるしコンビネーションはいいしテクニックはあるし迫力が凄い。ちゃんとサッカーになっている。優勝後の監督のインタビュー。

「ゲームでの必要性に応じて選手を起用する。いつも話しているが、我々のチームはレギュラーが11人ではない」引用元=サッカーキング

最終戦、J1昇格と今季の進撃の功労者、ベテラン北嶋はベンチだった。残念だったろうが「勝つ」でコンセプトが一致しているから、ベンチでもきっと満足だろう。

対照的に、浦和のベンチの脇でウォームアップする控えの選手たちからは、“怒りの湯気”が立っていた。プロだから「なぜオレを出さない?」は当たり前だが、浦和のベンチに一体感はあるだろうか?と心配になった。今季、途中から指揮を取った掘監督の試合後の談話である。

「苦しい状況で就任し、まずは選手のメンタルを把握、理解することに務めました。選手たちとコミュニケーションを取り、みんなで残るんだというメンタルを取り戻しました」引用元=サッカーキング

これが精一杯だったのだ。敗者の浦和に北嶋選手のこの言葉を贈ろう。

「うちはポゼッションサッカーでも、カウンターサッカーでもなく、試合状況に応じて、戦うことを求められている。それはJ2時代から同じで、それがJ1でもできているから自信を持ってやれている」引用元=スポーツナビ

北嶋が言いたかったのは、大切なのは戦術面のかたちではなく、“グッドプレイヤー達のサッカー”が大切だということ。「勝つ」で一致する心。ベテランも中堅も若手も、つなぎ役が無い浦和レッズの復活には、マインドコントロール役が必要なのだ。



車いすの観戦客も多かった埼スタ。来年は彼らの熱さに応えてくれ、レッズ。

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