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2012年1月12日 (木)

色覚異常の補正ARアプリと字幕入りCM

今日はビジネスメディア誠で連載する“うふふマーケティング”へのリードと、テーマを少し拡張した話です。

郷好文の“うふふ”マーケティング
オカシイはオモシロイ――ARは“マッドネス”で広めよう!
スマートフォンをカタログの女性にかざすと脱いでくれる――そんなアプリで販促したアウトドア衣料小売店のMoosejawでは、売り上げが前年同月比37%増となった。イマイチ普及しなかったAR(拡張現実)だが、ここにきて活用法が見出されてきたようだ。続きはこちら

今週のテーマはAR、拡張現実が現実にウケる方策である。米国のたった7店しかない衣料チェーンの実例にはホンシツ的なものがある。内容は読んで頂くとして、記事中で紹介を省いたARアプリがひとつある。



DanKam』は色覚異常補正アプリ。色覚異常によってある色が見えない人がいる。それをスマフォで見えるようにしたのは非常にありがたいものじゃないだろうか。

ちょうど今日、『花王が字幕入りCM お年寄りらに配慮、1月13日から放送』という発表もあった。

花 王株式会社(社長・尾崎元規)は、生活必需品を提供するメーカーとして「誰にでも使いやすい」「人にやさしいモノづくり」を通じて、多くのお客さまのここ ろ豊かな暮らしに貢献することをめざしております。その一環として、「字幕付きのテレビコマーシャル(CM)」の拡大に向け試行をしており、2012年1 月13日(金)から3月末(予定)まで、弊社の提供番組のひとつにおいて放映いたします。

やるじゃないですか。さすが消費者視点の雄、花王ですね。

米国では字幕が普及期を迎えた1980年に、IBMが字幕付きのCMを放映したのが初。とこらが今でもCMには字幕は義務づけられていない。もちろん日本でもだ。だが番組の方はNHKは100%、民放も9割以上が対応している。2008年にペプシが聾者と手話だけのCMをスーパーボウル中に放映したのが話題になった。



米国では身体障害者向けのアクセシビリティだけでなく、英語を母国語としないマイノリティも多いのだ。だから字幕を付けるのは商売的にも理に適っている。

実は日本でもそうだ。日本の難聴者人口は(潜在を含めて)2,000万人とも言われる。高齢者を入れれば3000万人。字幕はもはやマイノリティのためのものではない。むしろ今までなぜクローズドキャプション(字幕)入りのCMが無かったのか?疑問に思うほどだ。地デジでたぶん技術的には対応もしやすくなったはずだしね。

PCと合体させるARだからこそ、マイノリティ対応アプリにも活路がある。何しろタブレット=お年寄りPCでもあるから。

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