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2012年1月 1日 (日)

GO人生

明けましておめでとうございます、とTwitterに何度も書き込んでも反応はほとんどゼロでしたが、Facebookではあれこれたくさんの交歓 が生まれた。友達数は10倍というか1/10なのですが、数じゃないよココロだよ、ってところですね。そのSNSのおチカラを頂いて、今週の連載原稿を一 本書きました。ありがたやSNS。

Facebookを読んでいて、野呂エイシロウさんのホノルルからの書き込みがgoodだった。

「ハワイで優雅だ!」と思っていらっしゃると思いますが、
すでにホテルで、ガンガン仕事しております。
飛行機の中でもガンガンです!
多分、今回の旅の旅費はすでに稼ぎました。
(中略)
ボクはそんなに特殊な能力があるわけではないので、皆さんが遊んでいる間にも、どんどん仕事しています。
一種のフライング??
そう、ボクの人生は、「フライング人生」かもしれません。

なあるほど。彼の人生はフライングの連続かも。ぼくが記事にした彼のエピソードを 思い出した。彼がまだ名古屋で働いている時に、放送作家募集の応募書類をテレビ局に送った。それが局の偉い人の目に留まって「これから来ない?」と電話が あった。時計を見るとすでに5時。相手は野呂さんが名古屋のような田舎にいると思っていない。名古屋から6時じゃムリなので、8時にしてもらった。TV局 がどこかもわからないまま、がぁーっと走って、ばぁっと新幹線に飛び乗って東京へ。仕事をもらった。

ぼくはTwitterやFacebookから伝わる野呂さんの仕事姿を想像して、「これは相当に企画書を書いているな」と思っている。たとえば本屋で本を買って読んで、何か思いついたら企画書にして、著者にメールを送っているのだと思う。何割の確率で仕事になっているかは不明だが、確実に言えることはぼくの何十倍、いや何百倍も企画書を書いているってことだ。

そのフライング(飛行)パワーは凄い。いや彼だけができることじゃない。あなただってやろうと思えばできる。要は“フライング人生”を送るかどうかの決心次第だ。

フライング人生か…「自分の人生をひと言で表す」としたらぼくのやつは何だろう?と考えだした。

その時ちょうど天皇杯の終わったNHKで、明日放映の『プロフェッショナル』の予告編を流していた。あの奇跡のリンゴの木村秋則さんが出る。彼が大事にしている言葉は、りんごの無肥料栽培に何年も失敗し続けた頃、母から言われたものだ。

「お前も雑草や石ころのように強く生きていけばいい」

その言葉を大事にして、9年目にようやくりんごが生った。言葉は人を活かし、りんごも茂らせる。砂漠とまでは言えないが茂っているとは言えない人生、ぼくはいまだに「手袋をさがしている」。向田邦子さんのエッセイ『手袋をさがす』からの言葉で、いつまでも自分が欲しいものをキョロキョロして探し歩く人生をこうたとえた。自分に通じる言葉なのではっきり覚えている。

もうひとつふたつ上げる。「Let the word go forth」はケネディ大統領の就任演説の中のひと言。「まず言葉ありき」ってな意味で60年代の世界を変えた。もうひとつは「おりてこいよ、ことば」。文月悠光さんの詩集『適切な世界の適切ならざる私』にある。書けないときいつもぼくは、これを口ずさむ。

どれも力になっているし、人生を持ちこたえさせてくれた。でも野呂さんの「XX人生」という表現にはしずらい。さらに考えて、フトそれがわかった。

 GO人生

行くしかない最後まで。ということで、今年も生きます。


引用元

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