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2012年2月 7日 (火)

自分に嘘をつかないこと。

しばらく前にステマ(ステルス・マーケティング)の話題が食べログやヤフー知恵袋をめぐってあった。くだらないので無視っていたが、アメリカでは学術論文にもやらせがある。

学 術雑誌に論文を投稿する際、その雑誌に過去に掲載された論文を「引用リストに加えるように」と編集者から圧力を受けた——。こんな経験を相当数の米研究者 がしていたとする調査を米アラバマ大のチームがまとめた。学術誌の影響力の目安に使われる論文引用回数の水増しを示唆する結果。米科学誌サイエンスに発表 した。引用元=asahi.com

人文・社会科学系8分野の研究者約55,000人を対象に約6700人から回答を得た。調査対象は832誌。1,300人が編集者から「引用するようにという強要があった」そうだ。掲載するなら引用しなさいですか…。なんてことだ。フルテキストは有料でぼくはそれはあたっていないが、何てことですかね。

科学業績も企業の商品もサービスもすべてPRされたい。NPOだってPRされたい。同じ業界なら持ちつ持たれつもある。すべてはオトナの事情、闇に葬れ。と割り切ることはできる。

自分で自分に嘘をつかない。それだけは戒めたい。

誰かを推したい気持ち、それがどこまで純粋か…。ぼくも拙い記事を書くとき悩むことがある。この商品や会社をなぜ推すのか?何がいいのか?感化されやすい面があるから筆が滑ることもある。人対人の関係だからグレーな部分が残るとか。でも何かを取引してまで書かない。

金をもらってやるステルス・マーケティングは故意である。場合によって請負契約。やらせる方も方だが受ける方も方だ。そんな仕事人生でいいのでしょうか。

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閑話休題。今日は久々にギャラリーめぐりをした。神保町の文房堂の4Fギャラリーにお邪魔して、ぐるりと観て3Fに寄って展示会のハガキ設置を依頼しようとして、エレベーターに乗ろうとすると、降りてきたのがf分1ギャラリーのオーナー舘野さん。「あれ、お久しぶりです!」としばし会話。「あとでギャラリーに伺います」と言って他のギャラリーを2箇所ほど回った。



山の上ホテルの険しい坂を自転車で登りハアハアとf分の1に到着。するとオーナーはもう先回りでいらした。開催中の展示会は『稲尾健二展』、抽象と具象の合間のようなコラージュ&オブジェ。どの作品にも死なないぞという生命を感じた。一見されたい。

作家の稲尾さんがいらして、雑談するうちに我がギャラリーの復興支援の3月の展示会【春に、あけぼの。】の話をした。すると稲尾さんの展示会も、復興支援の要素があった。セシウムにも人の死にも人びとの無関心にも、いたたまれなくなって描いた作品がある。そして隅っこに、作業所の子供たちがつくった復興支援のバッチがあった。募金と共にひとつもらった。



【春に、あけぼの。】では、“ぐるっとブレスレット”ワークショップを会場で開催する。毛糸をぐるぐる巻いてブレスレットを作り、費用の一部が被災地支援になる。多くの人に来てもらいたいからPRする。展示会やギャラリーのPRも入っているが、PRが後ろめたくないのはチャリティだからじゃない。

作ることが楽しいから。ブレスレットづくりは楽しいのです。

ぼくはチャリティよりも楽しい方が好きだ。チャリティはするけれどアートを広めたい。ぼくの善意なんてそんなちっぽけだけど、嘘をつきたくないのでごめんなさい。

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