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2012年3月14日 (水)

アウトローなコンビーフ

MakikoさんへのホワイトDAYリターンは手づくりの“コンビーフカレー”。我がSOKO(Small Office Kitchen Office)=調理オフィスでランチづくり。

材料はニンニク、唐辛子、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、カレールウ(ゴールデンカレー辛口)とフツー。そこに肉の代わりに『野崎のコンビーフ』(脂肪分控えめタイプ)。コンビーフの発売元川商フーズ(元の発売元野崎産業は1999に同社グループと合併)が『ノザキのコンビーフカレー』を発売するニュースから「作ってみよう」「食べてみたい」に。

315円(税込み)はレトルトカレーでは高級品。そもそもコンビーフは安くないこともありそう(300〜380円)。レトルトよりは自分で作れるモン、“cherryさんのサラサラカレー秘伝”で作りました(これは秘密)。

さて味は…「お、食べれるじゃん」という感じ。思ったよりクセがなく脂も少ないし普通に美味しかった。二日目のカレーいや三日目のカレーで深まりそう。それにしても1948年生まれの野崎のコンビーフ、その存在も味も独特である。

【ロングセラーbut微妙】
まず台形立方体の形状は安定して揺るぎない。スタッキングしてもしっかり。“巻き取り鍵”でグルグル開けるとヌっと上半身が現れる。「オレはコンビーフだ。開けて食え」というナマのメッセージがある。巻きが途中で切れると不吉を感じたものだ。

缶詰めと言えばシーチキンを始め“軽く”とか“開けやすく”とか、とかく消費者に迎合するお手軽&便利路線が多い。ガンコに形を変えない姿勢はロングセラーの要因だ。

ただ調理メニューはあるようでない。ナマでサンドウィッチかキャベツと炒めるか。ウエブサイトにはパスタや焼き飯などレシピで消費開拓をというねらいが見える。ただ味は素朴で粗野で、カジュアルでアメリカンで人工的な味。ジャンクといえばジャンク。コンビーフタコスとかオニギリコンビーフ・サンドは?カレーも含めて、なんとなくB級グルメ発想になるのである。

しかも塩漬けで脂もあってヘルシーとも言えない。価格は微妙に高い(日本では)。明治屋と2大ブランドというより2つもメーカーがあれば十分とも言える。ハム、ベーコン、ウインナーとコンビーフ、「どれ買う?」迫られると…なかなか微妙である。

【アウトローなコンビーフ】
なぜかコンビーフは主流ではない。どこか「外れ者」だ。そのワケはMakikoさんの夫のライアンさんの証言でわかった。

「コンビーフは囚人食として使われた」

調べてみると確かに「プリゾンではご馳走」という記述がある。牢屋では脂が少ないのだ。あとは糧食、つまり軍隊飯。非日常的な場面で食べられてきた。そう考えると疑問が湧いた。

コンビーフのある食卓ってどんなのだろう?

思い出した。あの往年のドラマだ。『傷だらけの天使』のオープニング。



ショーケン(萩原健一)がヘッドホンを付けて朝飯を喰らう。トマトにむしゃぶりつき牛乳をあおり、ビスケットをパクつく。“野崎のコンビーフ”に食らいつくシーンが続く。こういうアウトローにコンビーフがよく似合う。

余談だが、ショーケン、新聞を読むかと思わせてナプキンにしたのは傑作でしたね。動画はこちら。コンビーフは缶詰なのだが、型に収まらないユニークがある。そこが魅力なのかも。

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