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2012年4月 4日 (水)

音声認識ライティングの時代?

ぼくには弱みがたくさんある。まず目が弱い。ド近視なので老眼にならないくらいだ。鼻は鼻炎だし、口は悪い…いや歯が弱い。今日はブリッヂが外れたので、仕方なく歯医者に行くと無情な宣告をされた。ああ歯は命だ。食のためにも、歯切れよく喋るためにも…。

ライフハック記事『iOSの音声認識でメールを書いたらとてもはかどることがわかった』でもそれを思い知った。(藤村厚夫さんのFBでご紹介頂いた)

先日病気で倒れて、キーボードに向かうことができないので音声認識でメールを書いたとき以来、この機能を利用することでメールの下書きがとてもはかどることを発見してちょっとした楽しみになっています。引用元= Lifehacking.jp

iOS の新機能、音声認識で文章を作成できるという話。ぼくのiPhoneは4なのでSiriは使えないけれど、1度に2パラグラフくらいは軽く入力できるそう で、「、」は「てん」、「。」は「まる」、改行は「改行」と命じればやってくれる。筆者はこの機能でこのライフハックの記事も下書きして後で加筆修正した そうだ。

どのくらい認識率がいいのか、上倉賢さん @kamikura [digi2(デジ通)] の記事を引用させて頂くけれど、かなりいいよこれ。

音声認識で入力で日記が書けるようになれば、blog(ブログ web log)は vlog(ヴログ voice log)になるとダジャレてみた。

【ぼくは口述筆記ができるか?】
だがひとつ問題。ぼくは喋って書けるだろうか?ぼくが喋って書こうとすると…

「あ の人があれをしてあそこで…」と代名詞ばかりになりそう(笑)。「あれ、なんだっけ?」と言ったところを(カッコ)と言えば、音声認識が埋めてくれればい いのに(笑)。自分が書いたのを後で読めないのは悪筆、喋ったことをあとで口述筆記してくれないのは悪話。うまく喋る自信がない。

それにもまして「しゃべり文=書き文」に抵抗がある。単語にも文節にも構成にもこだわるぼくだ。ぼくはエッセイを書いているつもりなので最後まで読んで欲しいのだが、新聞記事は「おもしろい順に書け」、ウエブのライターは「アタマから流し読みできるように書け」。これがつまらない現実。

ウエブという形式上、仕方ない。だがぼくは行きつ戻りつしてページをめくる印刷本の方が好きだ。

【口述推理小説 ペリーメイスン】
口述筆記といえば弁護士ペリーメイスン。推理小説シリーズの作者のE.S.ガードナーは、口述筆記でもの凄いスピードで書きなぐっていた(いや喋りなぐっていた)。それを秘書が本に仕立てていた。

そのせいで彼の本は「読みやすい」、いや「飛ばし読みやすい」のだ。もの凄いスピードで読める。だが速く読めば読むほど「心に残らない」。ペリーメイスンをぼくは50〜60冊読んだがほとんど覚えていない。

実は「速く書く」と「速く読める」は相関関係にある。作者と読者は寄り添って進むものだ。文章はウソをつかない。

音声認識ライティングが悪いとは言わない。やってみると便利だと思う。ただどう読んでもらいたいか考えて使いたい。何でも速くてお手軽がいいわけじゃない。作者が言い澱んだ部分にも味わいがある。それは行間に表れる。

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