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2012年4月 8日 (日)

心の振り子打法〜土俵への上がり方で勝敗がわかる。

人はその日の調子の良し悪しを、なぜ朝一番でつかめるのだろう?「始めよければ終わりよし」というけれど、始めがスムーズなら結果もいい。何となくブルーだといくらジタバタしても好転しない。

ぼくの場合は「言葉が降りてこない」や「発想が出ない」。陶器作家なら土をひねった時にわかるだろうか。書家なら筆の墨のノリか、絵描きなら絵の具の色づくりか。ダメな日はあきらめて近所に旅にでも出たほうがいいのだが…。

1日のバイオリズムなら翌日には好転するが、もっと大きなスパン、たとえば1年ではロスが大きい。プロ野球選手のそれぞれの春を見て考えてしまった。

【マリナーズの川崎内野手】
川崎宗則内野手は、2012年4月7日のメジャー公式戦初出場で安打、打点を記録した。

出場しただけでなく、初安打が初得点となり「今日は絶対忘れられない日になる。(打った直後にベンチにいた)イチローさんから声が聞こえた。はっきり分からなかったが“いいぞ!”だったと思う。それが一番だったかもしれない」引用元=スポニチ

スポーツ紙から伝わる彼のひたむきな姿、チームに溶けこもうという明るさ、師とあおぐイチローを頼り、また活躍を讃える姿。彼は素晴しいな。イチローもまた彼を讃える。

「野球人生の中でこれまでにないくらい緊張したでしょう。その中で2つ目(の打席)にタイムリーまで打って、ずっとベンチで声を出して雰囲気をつくって…。最高ですね引用元=日刊スポーツ

川崎選手は久々に見るナイスガイなスポーツマンで気持ちがいい。彼は日本での高年俸や1軍出場機会を捨てて、マイナー契約でマリナーズにやってきた。メジャーへの夢とイチローへの憧れだ。メジャーのスピードについていけない時も、師にアドバイスをもらい、ひとつずつ改善してきた。彼のこの春はたぶん野球人生で一番充実している。

【マリナーズの岩隈投手】
もうひとり、今年からマリナーズに入団した岩隈久志投手は対照的である。彼は先発ローテーションから外れ、中継ぎで開幕を迎える。

日本で100勝以上の実績を上げた彼は、メジャーでのオープン戦で実に不甲斐なかった。先発復帰の最後のアピール機会だった日本での親善試合登板でもクソ打たれまくった。球に慣れない、ストライクゾーンがちがう、打者の知識もない…いろいろあるだろうが。

一昨年のシーズン後にメジャーを目指したが契約はまとまらず。アスレチックスが契約する気がなく「妨害」したとか、岩隈サイドが契約金を低いと言ったとか、真相は不明だ。だが楽天は例外的に移籍を認めたし、入札もあったのは事実なのだ。それで決まらないのは本人の責任だ。

ミソを付けた今年の移籍では年俸は半分以下になり、しかも先発から外れるザマだ。おかしいぞと思ったのは東北支援などで始動(渡米)が遅かったことだ。そんなことは後でやればいいのに…。

岩隈投手の投球はもちろん通じると思うが、ぼくはマウンド以外での「土俵への上がり方」が良くないと思う。

【心の振り子打法】
土俵への上がり方、いや土俵へ上がるずっと前からの姿勢が、勝敗を決めるような気がする。ぼくらの仕事や夢でも同じだ。動機、熱意、晴れの日も雨の日も続ける努力、胸を開き、運をつかむこと。「心の振り子打法」とでも言おうか。

ちゃんと振らないと気持ちが上がらない。一日一日の良し悪しは、その積み重ねの結果でもある。

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