« 手書き、手描き妄想 | トップページ | 少量生産時代の消費者のモノ選び »

2012年4月24日 (火)

ひとつコツコツ世代

ギタリスト村治佳織さんの言葉がパガニーニのカプリースのように響いた

私たちの世代はディスコの「ジュリアナ東京」のお立ち台で踊っていたお姉さんたちより下、日本のバブル経済が崩れた後の世代です。それだけにバレエ、下町ら しく鼓など、ひとつのことにコツコツと、ですが、自由に打ち込む傾向が強いように思います。私の友人たちの職業もライター、薬剤師、広告代理店、嫁ぎ先の 沖縄でショップ経営など様々。引用元=日経

日経で始まった連載『村治佳織のダイレクトメッセージ』。その言葉は彼女のギターのようにやさしく自立している。と言ってぼくが村治さんの音楽をよく知っているわけじゃない。相棒cherryさんがギャラリーのBGM用に、と持って来たCD『LA ESTELLA』くらいしか知らない。今それを聴きながら書いている。

だから、だけではないが、cherryさんと村治さんは共通点がある。それを引用文のこのくだりに感じた。

 「ひとつのことにコツコツと自由に」

ジュ リアナ東京世代(要はバブル世代)は1970年前後生まれ。この世代の特徴は派手好きでブランド志向で、名誉と成功のためによく働く。一方その後の 1980年前後生まれ、ポストベビーブーマーとも谷底世代とも揶揄されるが、しっかり自分の足元を見つめて、好きなことをひたむきに打ち込む。ギターに打ち込んだ村治さんは1978年生まれ。



同じ世代のcherryさんは「食」。彼女はいつも食情報を集め、美味しいものを買ってくる。笹団子をもらっちゃった。そして料理教室を主宰する。ちょうど明日はローフード教室開催。ひたむきさが似ている。

余談だがバブル世代の前は1960年前後生まれの、良くも悪くも我が道をゆく新人類世代だ。彼らは世界を変えてやるぜと意気込むのだが、余命半ばで倒れる。まるでぼくです(笑)

村治さん世代のもうひとつの良さは「バランス」。

世間がガァーっと右に行っても左に行っても自分を見失わない。事なかれではなく意見はある。たとえば石原都知事が「孤島を買え!」と叫ぶ。賛成だ!反対だ!と団塊も新人類もバブル世代も叫びあう。だが「ひとつコツコツ世代」は「他にそう言える人はいない」とまっすぐくる。

村治さんは読書や歌舞伎や俳優からエネルギーを得るそうだ。それがギターの域を広げる。cherryさんも料理だけでなく、器や籠や店やシェフやブロガーにと、興味を幅広く持つ。ひとつのことが決まれば、あとはコツコツと、自由にやり続ける。何年も何年も。

この世代が日本を背負ってくれれば、偏りない、良い国になるような気がする。

|

« 手書き、手描き妄想 | トップページ | 少量生産時代の消費者のモノ選び »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/158074/45012452

この記事へのトラックバック一覧です: ひとつコツコツ世代:

« 手書き、手描き妄想 | トップページ | 少量生産時代の消費者のモノ選び »