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2012年4月18日 (水)

公益法人って何?

今日は“公益日和”だった。何だそれって?まず某社のインタビュー原稿をまとめていたんだが、テーマが“CSR”「企業の社会責任」だった。午後にはある業界団体の人びとがやってきたが、公益社団法人の方々だった。夜は夜で、東京で七番目か八番目に公益社団法人を取得した団体で、ベトナム人留学生の就活支援講座の講師をしていた。まさに公益DAYだったのだ。


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ライターの仕事も、公益社団法人の仕事も、公益に滅私奉公する報酬額であるのはご想像の通りだが、それはともかく疑問がフツフツしてきた。

まず「公益社団法人って何?」

いわゆる社団法人や財団法人という旧制度の公益団体は廃止。制度改革で「ほんとうの意味で公益」法人を公益認定を改めてする。2012年から本格的に認定が始まった。営利面が強いとか、特定の業界の利益を代表するなどの法人はそのまま「一般社団/財団法人」で、公益法人と区別する。もちろん税制などメリットがある。

公益法人に認定されるためには23事業に合致すること、収入が公益事業>利益事業であること、公益社団法人協会に入ること(mustじゃないがコツらしい)など条件がある。「なかなかなれない」のが実態であり、要は公益の衣をかぶるだけの団体は排除するためなのだ。

つまり公益法人とは「みんなが幸せになる事業をする」。納得はするのだが「おかしいぞ」と思うことがある。

一般の株式会社だって「作る喜び、売る喜び、買う喜び」「お客さまの笑顔をつくるために」などとみんなが幸せになる企業理念を持っている。それって公益じゃないですか。以前に記事を書いた大手電気会社のCSR部長はこう話していた。

社会的な存在理由を説明できない事業や企業は潰れます

その通り。社会つまり消費者が「いいね!」と思わないビジネスは儲からない。

ま た大手企業ならどこでもCSR活動で植樹やボランティアや学校設立支援など、公益財団みたいな活動をしてる。今日の講座で取りあげた子供服の会社ファミリ アでも、子育てのイロハを教える講座や育児ノイローゼになる母親のための相談会を開く。社会に貢献しようという姿勢を見せるものだ。

株式会社も公益法人も理念や活動では同じ。営利企業の公益と公益法人の公益はどう違うのだろうか?公益の迷路に入ってしまった。

さて答えはわかりますか。答えは;

 株式会社の公益活動は企業利益につながる。
 公益法人の公益活動は社会利益につながる。

株式会社は「いつかお客になる人への公益事業」をし、公益法人はもっと広い人々への公益事業をする。なあんだ、と言われるかも知れないが、ここは重大な違いである。最近は「CSRをしたい」という入社希望の学生もいるが、ここを間違えて入社すると幻滅するのだ。今日は講義ぽくなりました(笑)。以上、おしまい。

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