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2012年5月 2日 (水)

こういう“えんがちょ”はねえ…

連休の谷間に近所の公園が掘り返されていた。何の工事?と思っていたら…

除染作業」だった。公園は自宅マンションから道路を挟んだ向こう側。ショベルでがんがん掘り返されていた。御近所にもやってきた放射能除染のことを調べてみた。

【除染作業について】
当市では公園緑地での放射能低減を進めている。手続きはまず「測定」である。

1)砂場、遊具、U字溝、広場、木の根っこを測定。
2)砂場は5cm、他は地上から50cm。
3)線量0.3μSv/hを基準とする

市内200カ所以上ある対象公園・緑地のひとつ「あおぎり公園」の測定結果は次の通り。

ほとんどの測定ポイントで0.3を超え特に隅っこが高い。この結果を元に除染作業をする。作業は「砂場は砂の入れ替え、遊具の下や広場などは天地返しや表面切除などの対策」とあり、砂場と溝系から広場へと進める。4か月後の再測定では概ね0.2まで下がっている。ぼくが見かけたのは「広場の除染」で、第二段階目。数か月後に再度測定をするはずだ。

ち なみに0.3という基準は、1年間浴びると2.6msvで(0.3μsv/h X24hX30dayX12month=2,592μsv/Y=2.6msv/Y)、問題になるレベルではないとされる。とはいえ住むマンションにも広い 緑地があり、そこはどうなのか?除染する場合は住民の負担だろうし、掘り返したらせっかくの芝生や花木も損なわれる。数百mは慣れた河原も、もっと離れた 1級河川も、JRの線路だってきっと…。

ニュースでは聞いたけど、こう身近だと何だかなあ…と思う。

ぼくは放射能の蓄積を恐れるほど若くない。溜まったって知れてる。でも放射能という迷惑を若い世代に残して死ぬのはイヤだ。

【出口議論ばかり…】
「除染作業」の表示が公園の「出入口」にあるのは象徴的である。

なぜか。どこもかしこも「出口」の話ばかりだからだ。

たとえば消費増税。国の借金が膨らんだ、財政が破たんする、だから増税。わからないわけではない。でも元は「使いすぎ」原因で、元を断たない出口操作だけしてもキリはない。増税とかインフレまかなうなんて、おかしくだろうか。

電力会社が42円で自然エネルギーを買い取る。これは良いことだ。でも一方で電力料金が値上げとすれば、結局42円の買い取りコストはそれでまかなわれている?(苦笑)。電気を買い取るという出口操作ではなく、電気をダイレクトに売買できるルートを作ることなんじゃないか。1兆円を経営ミス会社に突っ込むより余程前向きだ。

その会社の国有化も出口の話だと思う。元は「発電と送電を分離して市場原理を働かせよ」あるいは「原発を分離して廃止への道筋をつけよ」それが入口だったと思うのだが…。

どれもこれも「表土を掘り返して埋め戻す」出口作業ばかりじゃないか。

【えんがちょごっこはやめよう】
作業中は公園に子供たちは入れない。除染後は気持ちよくない。除染した砂は「えんがちょ」であり、それは誰かにタッチするように、どこかに運ぶしかない。どこだかわからないけれどゴメンナサイ。

誰もタッチできない「えんがちょ」はやめよう。えんがちょは鬼ごっこでたくさんである。

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