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2012年6月 2日 (土)

自分の声がキライですか?

あなたは自分の声が好きですか?ぼくは、嫌い。

インタビューの録音テープ起こしをするたびに思う。相手の声はいい。自分の声のパートに来ると聞き苦しいので飛ばす(笑)。高くて軽薄でムダが多くて…相手を喋らせるのはそこそこだけど、とにかく自分の声が嫌い。もちろんマイク特性もあるけれど、ぼくの声は人に迷惑じゃないだろうか?

ちょうど起こしていた医療雑誌のインタビュー記事で、インタビューアーのMinako Sugiuraさんの声を聞いていた。彼女は良い。低くて、ピッチが心地よく、落ち着いていて慈愛に満ちている。褒めすぎじゃない。しかもインタビューが うまいから、いいなあといつも思う。

誰にも声には好き嫌いがあります。ぼくは朝の情報番組の女子アナの声は、高くてキンキンして好きになれない。朝から天気予報を高音ピッチで聴きたくない。高島彩アナは落ち着いた声でよかったなあ。

女優では同じ年配なのでアレですが、浅野ゆう子さんの声は好き。低くてドスが効いていて怖くて(笑)。ちょうどDVDが発売された映画『51(ウーイー)世界で一番小さく生まれたパンダ』で、ナレーションに挑戦したモデルの長谷川潤さんの声もよかった。そんなに低くないけれど、ナチュラルな滑りがいい。美人好きってのもある(笑)。美声美顔のインタビューはこちら

歌 手なんかも、きっと声の好き嫌いで選ぶんじゃないだろうか。これはアナウンサーとちがって、ぼくはパンチが効いた個性的な声が好き。左からmick jagger, amy winehouse, natalie mines(ディクシーチックス)。どれもひどいほど個性的なひとびと。

インタビューアーにはインタビューアーとして良い声、アナウンサーにも放送にふさわしい声、シンガーという個性を売る商売には個性的な声がほしい。とすると、社長にふさわしい声、上司にしたい声、妻はうるさくない声、愛人はやさしい声、なんていう声の好みが、人にはあんがい共通してあるのやもしれない。声の心理学というものも成立しそうだ。

それにしても「目は口ほどにものを言う」とすれば、「声音も口ほどにものを言う」のだ。自分の嫌いな声は、我の軽薄さ、空っぽさ、アホさを表している…嫌いだ。

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