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2012年6月 6日 (水)

教え方と教わり方

タブレットコンピュータが教室で流行るかどうか興味が薄いけれど、「教え方」「教わり方」がどう変わるかには興味がある。藤村 厚夫さんのエントリーから触発された。

日本の教育ICTハードウエア市場は2009年までは電子黒板で約10億円だったが、2009年度補正予算で電子黒板の整備に約160億円投下された。ここ しばらくは電子黒板の整備が進むが、今後はすべての児童生徒にタブレット端末を配布することが計画されている。引用元=markezine

学校のICT化、つまり情報武装が進んでいる。09年の補正予算で151億円が電子黒板購入にあてられた。突出しているでしょう。『電子黒板』て何じゃ?から見てゆこう。

PC とプロジェクタをつないで「プレゼン」なんて!しかもネットでGoogleマップを呼び、観察写真とオーバーレイしてますよ。授業参観に行かなくなった大 人は、教室にこんなデバイスが導入されているなんて!でしょう?「おれそんなのできないよ!」というオトーさんは子供に教わるしかないのだ。画像はパナソニックより。

さらに四年後をメドにタブレットも導入される。教科書タブレットで通信、画像や動画の扱いどころか、学級Facebookもそれ一枚で。通知表も印字なし、テストもこれで。カンニングはしずらいのかしやすいのか…

電子黒板やタブレットは便利でいいんだけど、思ったのは「問題はハードじゃない。教え方と教わり方だ」ってこと。そもそも先生って何をしているのだろう?

学校の授業は明治時代以来の棒読み・訓話で、何年も同じことを教えてきた。しかも先生はコンテンツはつくらない。アンチョコもつくらない。どちらも教科書会社がつくっている。教科書ビジュアルを電子黒板に映して終わりなら、単なる「プレゼンター」ですよね。これが一番問題でしょう。

ちょうど今夜は、ぼくが講師を務めるベトナム人留学生の就活支援講座の日。テーマはある業界について作成した資料10ページで、それを説明した。するとひとりの生徒があからさまに<何度も>アクビしやがった。興味ナッシングの業界だったかもしれない。ぼくのしゃべりがヘタなのもある。

いや実は人は、聴くのがイヤなのだ。プレゼン嫌い。パワポのプレゼンほど退屈なものは世の中にはザラにない。教える方だって自分が作ってもないプレゼン資料をどうおもしろオカシク説明できるのだろう?それには池上彰氏ほどの<伝えるスキル>がいる。白熱教室のサンデル教授なみの<話術>がいる。

スキルも話術も電子黒板やタブレットからやって来ない。それが「プレゼン」であるかぎり、先生も生徒も血沸き肉踊るわけじゃない。電子化で情報はゲットしやすくなったから、収集や切り貼り(つまりプレゼン)以外のところで先生は勝負すべきじゃないだろうか。

なんて書くと超凡庸な講師のぼくに、まさに天にツバなのだが、電子化時代、先生はみんな自分の役割を考えた方がいいと思う。ヘボ講師のぼくにできそうなことはひとつくらい。それは「焚き付ける」こと。

生徒の生きる方向に少しでも影響を与える。何が好きで何がやりたいかに気づかせる。と考えてみるとそれはピッチじゃない。次回からピッチは減らそう。いかん、いかん…。

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